2000.7.28出発のエコツアー

 
今月のエコツアー希望者:kensukeさん
 いよいよ夏らしく暑くなってきましたね。僕は東京に住んでいるのですが、屋外の気温が高い原因のひとつにクーラーの室外機からでる熱風があるのでは・・・と思っています。暑いから冷房をつける。でもそれで都市全体が暖まってしまうのはなんだかヘンだと思います。しかしそういう自分もやっぱり暑さに負けてしまい冷房なしで夏は乗り切れません! 「冷房をどう考えればいいのか?」それを考える手がかりが欲しいです。


ツアー名『冷房&ヒートアイランドの悪循環を絶つ』


ツアーポイント
  1. 三田市立ゆりのき台中学校
    (http://www.hyogo-edu.yashiro.hyogo.jp/%7eyurinoki-jhs/)
    1. エアコン〜1台で冷暖房。エアコンの不思議?〜
      (http://www.hyogo-edu.yashiro.hyogo.jp/%7eyurinoki-jhs/
      gijutu/denki_rp/2335.htm)

  2. 東京都環境科学研究所
    (http://www.kankyoken.koto.tokyo.jp/)
    1. 東京都環境科学研究所ニュースNo.2
       /ヒートアイランド現象の解明に向けて

      (http://www.kankyoken.koto.tokyo.jp/OSIRASE/NEWS2.HTML)

  3. 久保幸夫のHome Page
    (http://www.sfc.keio.ac.jp/~skubo/)
    1. 都市ヒートアイランドの計測と制御
      (http://www.sfc.keio.ac.jp/~skubo/thermo-j.html)

  4. 日立
    (http://www.hitachi.co.jp/)
    1. 夏のカラダに、冷やしすぎないやさしい涼しさ「素肌涼快」
      (http://www.hitachi.co.jp/Prod/cpim/1201ghk4.htm)
    2. カラッと除湿白くまくん
      (http://www.hitachi.co.jp/Prod/cpim/hkj1201e.htm)
    3. ハウジングエアコン
      (http://www.hitachi.co.jp/Prod/cpim/hkj12028.htm)

  5. DK-SHOP
    (http://st1.yahoo.co.jp/daiichi/)
    1. 除湿機
      (http://st1.yahoo.co.jp/daiichi/b5a8c0e1bea6c9ca.html)

  6. エコロジーシンフォニー
    (http://www.ecology.or.jp/index.html)
    1. 分散型エネルギー/動き出したパッシブソーラー
      (http://www.ecology.or.jp/energy/9809.html)

  7. 我が家の環境武装計画
    (http://www.lares.dti.ne.jp/~iokh/index.htm)
    1. .居間/エアコンに頼らず夏を過ごす
      (http://www.lares.dti.ne.jp/~iokh/living/living.htm)

  8. MASUDAYA CHARCAL WEB SITE
    (http://www.masudaya.co.jp/index.html)
    1. 調湿炭
      (http://www.masudaya.co.jp/situ.html)

【旅の道しるべ】

道しるべ1
熱を外へ運び出すのがクーラーのしごと

 まずはクーラーがどんな働きをしているのか、おさらいをしてみましょう。クーラーは部屋のなかの熱を奪って外に出すことで部屋の温度を下げています。液体が気化する時にまわりの熱を奪い、液化する時にまわりに熱を放出するという性質を利用して、気化と液化を強制的に繰り返すことで部屋の中の熱を室外に汲み出しているのです。サイトA-1がそのしくみを比較的わかりやすく説明してくれています。
 自分の部屋の中を涼しく、そのツケは外へ・・・。ミドリは改めてクーラーの排熱のことが気になり始めました。


道しるべ2
ヒートアイランド現象に拍車をかけるクーラーの排熱

 クーラーに頼ってしまう背景のひとつに、大都市における夏の気温上昇があります。 これはヒートアイランド現象によるもので、サイトBによれば東京では最近の100年間で年間の平均気温が2℃以上上昇し、これは地球規模の温暖化の程度を大きく上回っているそうです。ヒートアイランド現象の主な原因は、都市部はエネルギーの使用量や排熱量が多いこと、緑地面積が小さく水分の蒸発量が少ないこと、高層建物などの壁面が多重反射し加熱され易いこと、アスファルト道路が昼間の日差しで深層まで高温になり夜間に蓄積された熱が放出されること、などだそうです。
 クーラーの排熱がヒートアイランド現象に加担して気温を上昇させ、そのせいでクーラーの使用量がさらに増える・・・この悪循環、なんとか断ち切る必要があります。


道しるべ3
湿度のコントロールで不快感は減らせる

 日本場合、暑さが不快なのは湿度が高いせいです。そこで、湿度をコントロールして不快感をなくすやり方の方が、ただ温度を下げて部屋を冷やすやり方よりもいろいろな面でよさそうです。室温は外気温との温度差が小さい方が健康によく、また最近のエアコンの除湿運転なら、除湿運転の方が冷房だけの運転に比べて電気代がかからず、排熱も少なくて済むようです(サイトD)。
 また除湿をメインに考えるなら、いっそエアコンではなく、除湿機を使う手も。除湿機なら部屋の外への排熱がなく、電気代もほとんどの機種がエアコンに比べて少ないようです(サイトE)。寝苦しい夜も室温がそれほど高くなければエアコンを使わず除湿機で充分快適に眠れる環境をつくり出すことができるでしょう。


道しるべ4
自然の力を利用する工夫を

 サイトFにはパッシブ式冷房の例として「打ち水」の原理を利用した屋根散水システムが紹介されています。これはスプリンクラーで屋根に水を撒き、その気化熱で日差しによる屋根の温度上昇を抑えるというもので、これだけで屋根の温度は格段に下がり、室内の温度もかなり下げることができるとのこと。太陽エネルギーを使ったこの方法、原始的だけれどなかなか効果がありそうです。
 そもそも風通しをよくしたり、部屋のなかの温度を上げないために日除けによしずを使ったり、自然の条件や素材を上手く取り入れた対策をとることがまず大切なのかも。サイトGの作者が言うように「暑苦しくない」程度を目安とするならば、クーラーを使わずに済むことも多そうです。
 また湿度を調整してくれる炭を床下に敷くなど(サイトH)、除湿する時もエアコンや除湿機ではなく、自然の力の活用をもっと積極的に考えてみてもいいかもしれませんね。