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 今月の赤木さん

香りを探す


        りというのは普段の生活の中でほとんど気にするものではありませんが、けっこう深層心理には作用しているようで、ある香りから、ずっと昔の忘れていた出来事や対象を一瞬のうちにリアルに想起する事があります。食べ物が腐っている腐っていないなどの判別は別として、その他の生存に関係しない香りの好き嫌いが、大まかに言えば人類に共通しているのが不思議です。最近はやりのハーブやアロマセラピーなどは、そういった意味で、集団無意識というか人間の深いところで心をリラックスさせる方法に適しているのかもしれませんね。

        ーブ工房」は山梨のハーブ生産者の作ったページのようで、ハーブの育て方や知識、アロマセラピーの説明、症状に応じたハーブやエッセンシャルオイルの処方、講習会など盛りだくさんです。アロマセラピーというのは、香油で体をマッサージしたり、お湯に入れて湯気を吸ったり、バスに入ったりしてリラックスしたり、特定の症状を緩和するものです。
         エッセンシャルオイル(香りの成分を精製したもの)の専門店もネット上で見つけました。「Takashi EssentialOil」はイギリスの店で、ベースとなるオイルの種類や様々な原料までブレンドして作ってくれるみたいです。自分は普段はせいぜいハーブティーを飲むくらいだけど、こんな店あるんですねえ。

        りを楽しむ方法にはこういう西洋的なものだけでなく、もちろん古来の香を焚くというものがあります。私は以前から安い香炉に安い香ですが,日常的に香を楽しんでいます。香にもいろいろ種類があって、フローラル系の華やかなものから沈香(じんこう)に至るまで様々ですが、やはり不健康なサラリーマンとしては、心の落ち着く白檀や沈香系のものが適しているようです。沈香は主にマレー半島やインドなど南アジアの森林で、ある種の木が朽ちたり傷が付いたりした後に特殊なバクテリアによって変質し独特な芳香を放つようになったものなんだそうで、ベトナム産の高級なものを伽羅(きゃら)といって非常に高価です。でも高いからいいというものでもないし、別に香道をやるわけでもないからある程度気に入って値段も手頃なやつを選びます。

        談ですが、房総の御宿の近くに通称「寝釈迦様」という涅槃像のある寺があります。無住でガラス戸が締まっていますが賽銭を入れるところだけ穴があいていて、そこから漂ってくる香の香りが私はとても好きで、近くに行く場合は半ばそれを楽しみに寄ったりします。(オレって変わってるかな?)高価な香ではないはずですが、よほど自分に合っているんでしょうね。
         香は静かに考え事をしたり、好きな音楽を聴いたりするときに焚くととても合います。以前鎌倉に住んでいた時よく行っていたジャズ喫茶で「IZA」という店があって、そこでは香をいつも焚いてありましたが、ジャズにベストマッチなのです。

        安堂」のページは香の基礎知識から製法、焚き方や道具の紹介まであって一通りの知識が手に入ります。とはいえ作法や道具にこだわるよりまず楽しんじゃう方がいいと思います。ここのリンク集にはお寺のリンクがあってそっちもけっこう面白いですよ。
        「小大黒屋」さんのページには業務用(寺院用)の香などいろいろ載っていて値段もわかるし具体的でおもしろいのです。この店は和ろうそくのメーカーでもあります。「伽羅亭」は香木そのものを売っている店らしく、香木の商品サンプルの写真が載ってます。高いんだろうなあー。

        は売っている店が少ないのが難点ですが、デパートの美術工芸品のフロアなどには置いてあります。私の常用している香は数千円の線香です。あなたも一度のぞいてみたらいかがでしょう?





        今回アクセスしたページ

        ハーブ工房
        (http://www.yin.or.jp/herbhcc/)
        Kobashi Essential Oil
        (http://www.kobashi.com/)
        平安堂
        (http://www.oko.co.jp/heiando/)
        小大黒屋
        (http://www.jeims.co.jp/kodaikokuya/okou.html)
        伽羅亭
        (http://www02.so-net.or.jp/~kyaratei/)