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 今月の赤木さん

ネットで行こう、火の山へ!


        E-mailのやりとりをしているイギリス人のネット友達がいるのですが、イギリスには火山がなくまた専門でもないのに火山についてとても興味を示します。本によれば総じてヨーロッパ人、特にフランス人は火山が好きでイタリアやアイスランドの火山見学ツアーなどにも多く出かけるそうです。一方、世界中くまなく出没するはずの日本人観光客がこういうところには皆無なんだそうで、世界有数の火山国に住んでいる日本人が火山にもう少し興味を示してもいいように思います。

        ちろん火山は一方で人智を超えて大きな被害や悲劇をもたらすものであることも事実です。雲仙普賢岳の噴火やしばらく前の大島三原山の噴火などは山麓に人が住んでいるのでひやひやものでした。また巨大噴火による火山灰等の影響で球規模の気候変動も懸念されるし、回避そのものはできないにしても研究や監視が必要ですね。われわれ素人にとっても自然の凄さがそのまま見れる火山は単純に目を引く対象ですが、火山に関する基本的な知識をちょっぴり仕入れれば見方も変わるし、より興味もわくことでしょう。

        葉達朗の火山ページ>は個人運営のページのようですが、なかなか充実しています。“火山ニュース”には新聞でも話題になった国内の噴火や、火山性ガスによる登山者の事故なども画像付きで詳しく解説されています。著者の属されている会社が航空測量の会社なので、現場のステレオ空中写真(飛行機から撮影した写真)なども豊富に掲載されていて興味深いです。立体視するには右の写真は右目で、左の写真は左目で見るようして重ねると浮き上がって見えますよ。そのほかにもオンライン論文、噴火のアニメーション写真、阪神淡路大震災の活断層空中写真など盛りだくさんです。

        本火山学会>のページには公開講座のテキスト集(画像もあり)、学会誌のバックナンバーの内容紹介、出版物の紹介、日本の火山のライブ画像のリンク集などがあります。また、火山Q&Aコーナーは、火山に関する疑問などを直接火山学者に質問することができるそうで過去の質問も掲示されていますが、基礎知識が系統立てて載ってはいません。

        Volcano InformationCenter>はカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校のページで、どちらかというとリンク集的なサイトではありますが、よくまとまっているので興味分野を探すのには最適です。活動中の火山リスト、参考文献、世界の研究者や研究機関紹介、噴火予知、地質マップなどなど..“火山のトピック”や“火山の利用”は自前のページみたいですが、利用のところには地熱発電などの他に、日本の別府の温泉療養のページへのリンクもありました。

        Istituto Internazionale di Vulcanologia -Catania>はイタリアの国際火山研究所のページです。イタリアは日本と並んで火山の上に国があるようなところで、エトナ、ストロンボリや英語のVolcanoesの語源にもなったバルカノ、またポンペイを一夜のうちに廃墟としたベスビオスなど有名な火山が目白押しです。このページでは上述のシチリアの三山のライブ画像を見ることができます。私が見たときは夜の画像でしたがエトナ山頂から赤い溶岩が流れ出ていて迫力満点でした。最近の活動についてのレポートもついています。

        Alaska VolcanoObservatory>はアラスカ大の火山観測所のページですが、最新の火山活動情報はもちろん、およそ10個の活火山の画像、噴火情報、噴出物などについての情報、関連のPDFファイル、衛星写真、地震のデータベースなど、さすがに観測所だけあってデータが完備しています。カムチャッカ半島の方の情報もありますよ。