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 今月の古島清美さん

カタチからはいろう!


        かを始める時に「まずカタチから」っていう人、あなたのまわりにいませんか?実はこの私がそーなんです。美術にしても音楽にしても、インターネットを始めるにしてもまずはカタチから。いきなり始めるのが恐いので、本を読んだり人に聞いたりして外堀から埋めていくのです。カタチから入っていく人って、飽きるのもまた早いような気がします(もちろん自分を含めて)。そしてカタチにこだわりすぎちゃってギクシャクしてなかなか馴染めない。そうこうしているうちに、何だか面倒臭くなっちゃって、いわゆる”モノ”にならないうちにリタイアしちゃう。

        れに、カタチから入って入りっぱなしだと、必ず限界がみえてきます。それをいやっちゅうほど実感したのは、大学で油絵を制作した時。真っ先に油絵道具一式を揃えて、キャンパスを選んで、抜群の構図で描ける場所を勝ちとって。技法も本を読んで散々勉強してきました。「もう楽勝だぁ〜、これで描けるぞ!」と最初は思いましたね。ところが。描けないんです、それだけでは。絵って自分ができることをしてたんじゃぁ面白くないし、進歩がないと思う。「こんな風に描けたら格好いいよなー」だけでは済ませられない、もっと自分の奥深く入っていく作業だと実感したのでした。自分ってものをちゃんと持ってないと、最後まで続けられない。カタチだけ整えてもダメ。
         海外旅行にしてもそうです。いっくら事前にガイドブックを読みまくって、安全を確認しまくっても、いざ現地に行ったらどうか。そういったカタチがまるで役に立たない場面に遭遇することも度々です。トラブルへの対処、人との出会い、ホームシック....、カタチばかり重視しているとこんな場面に出会った時にオロオロする自分を見ることになってしまいます。

        れでは、「カタチから入る」のは全くもっていいところがないのかというと、結構それはそれでいいところもちゃぁんとあるのです。要は、入りっぱなしというのがダメなんですね。最後には必ずモノにしなきゃぁならんのです。
         最初はマネでいいけど、いつかはそれを自分のモノにしていく。その精神を忘れてはいけません。そう思うと、カタチから入ることは物事を知ったり始めたりする絶好のきっかけになっていくよね。カタチから入ることを助けてくれるのが実はわれらがインターネットなんです。膨大な情報の中から、自分が興味を持ったものについてピックアップし、カタチから入るきっかけを瞬時に与えてくれます。そして、ネット上には「カタチから入る」ことから始めて、最終的にはそれを自分のモノにした人達も実際にたくさんいるから、刺激を受けることもできる。

        術館に行っても退屈ぅ〜、よくわかんないしぃ」と諦めがちなあなた。よくわからなかったらまずカタチからはいってみよう!どんなきっかけでもいいから、美術家や美術作品に興味を持つことが大切です。どこかの美術館へでかけて、「あ、これ中学の時の美術の教科書で見たことある」て思った途端にその作品に対して妙な親近感を覚えたことってありませんか?そういった日常のささいな経験の積み重ねが、美術鑑賞の時に退屈しないで済むきっかけを作ってくれるのです。例えば、ちょっと時間が空いている時にネット上でいろんな美術作品に触れておく、というのも貴重な経験。インターネットだったら自分の見たい作品、行きたい美術館を転々とできるから、だんだん自分の好きな傾向がわかってきて嬉しくなったりもする。
         『URL収蔵庫』は、国内外の美術館や博物館を紹介していて、”収蔵庫”というぐらいだからとにかくその情報量がハンパじゃない。地域別、分野別と自分の興味・関心に応じて、簡単にきっかけ探しをすることができます。
         楽しく美術鑑賞することから始めたい、という人は『カラーコーディネートの世界』で色彩心理学に触れておくのはいかが?自分の好きな色やその特性、その色を好きな自分の性格などがわかって、日常に溢れる色たちへの見方も変わってきます。美術作品に出会った時にも、色彩面からのアプローチが楽しめるんじゃないかな。ちなみに、”白”が好きな私の性格は「まじめで素直、純粋で無邪気な性格。ただ、成長度と言う点では未熟な人が多く、高い理想を描くがあまり成功するとはいえないタイプ。」だって!!当たってる.......(渋)。

        行。「カタチから入る」ことが最も通用しないようで、実は通用しちゃうのが旅行なんだなぁ。だってまず本やネットで行きたい場所を探したり、宿を調べたりすることから旅が始まってる場合もあるもんね。カタチから入っておいて、後はでかけた後で”モノ”にしてくればいいわけです。あ、もちろん、何も決めずにリュックひとつででかけてあとは現地まかせ、というのも旅の醍醐味ではありますが。
         『「やどかり」全国の宿・温泉つつうらうら』は、約12,000件の温泉情報を満載した便利な検索ページ。都道府県別、50音別など自由自在に旅や宿の情報をピックアップできます。主要交通機関の電話帳や、お天気情報もあって本当に便利です。星占いもついていて、旅の運勢が一目瞭然ですよ。いて座の私は...、う〜ん西への旅がいいのね。こうやって楽しくカタチから入っていこう。
         アウトドアな旅って私の永遠の憧れ。でもいろいろ装備が大変そうよね。だからまずは達人の技を見てカタチから入らせてもらおう!『ISLAND』の作者・柴田一彦氏はプライベートキャンプのための山を購入し、コテージまで立ててしまったというキャンプ好きの強者。「カタチから入る」を地でいくような方ですが、アウトドアコーナーのページを見ると、決してカタチだけの人ではないことがわかります。写真に情緒あふれる説明がついた「アウトドアメニュー」が一番のおススメ。このページで自然への憧れをつのらせたら、今度はちょっとだけ道具を揃えて自然へと飛び出してみよう。

        んなことがきっかけでもいい、「何だか面白そう」と感じることから、楽しくてワクワクするような旅や美術鑑賞は始まります。どんどんカタチから入ってこー!