WebMag logo

 今月の井上 優さん

真冬のオーストラリアに行こう!


        本でもお馴染みになったマレーシアのヘイズ(煙害)は、ここに来て若干良化の兆しを見せ始め、何ヶ月ぶりかに青空を臨むこともできるようになってきた。しかしながら、インドネシアの山火事は未だ鎮火に至らず、風向き次第で煙が襲ってくるのは相変わらず。9月半ばからヘイズがひどいときには視界も100m以下になり、「お先真っ白状態」の生活を強いられてきた。そうなると人間身も心も重たくなるもので外にも出なくなり、無いものねだりであの日本の澄み切った秋空に思いを馳せては、”今頃日本は空も青けりゃ食い物も旨い”最高の季節だろうなぁなんて僻んでみたりして。

         同じくヘイズの空の下で恋しくなったのがオーストラリア。今年の8月に久しぶりの家族旅行で訪れたブリスベン、ゴールドコーストといったら、それはもう何とも形容しがたい底抜け群青紺碧のペンキを流したような青い空だった。

        の旅行はひょんな事から行き先が決まった。世間並みに家族サービスが不足気味の我が家の主(笑)が、子供に向かって「今年の夏はどこに行こーか?」なんて月並みの気遣いを見せると、小学校3年生の双子の息子&娘が声を揃えて「寒いとこ?!!」と何とも素直なご返事。マレーシアは常夏の国。そこに3年近くもいると子供でさえ、“四季”が恋しくなるようだ。「それじゃ、真冬のオーストラリアに行こう !!」ってな事で即決定。

        てさて次なるオプションは? そこで思い出したのがちょっと前に見つけた<Wild Dolphins>なるHP。イルカの愛らしい写真満載のオーストラリアのサイトでイルカの生態などにも詳しく触れている。かなり古いが「フリッパー」を見て育った私はいつかイルカと戯れてみたいという潜在的願望があったのだろう。よしっ!!イルカと遊ぼう。

         私がイルカなら子供はお決まりのコアラ。そこで見つけたのが<Lone PineKoala Sanctuary>のオリジナルサイト。今年設立70周年を迎えるブリスベン郊外にある世界最大&最古のコアラ保護区を紹介している。広大なユーカリの森に囲まれた園内にはかなりの数のコアラとカンガルー等“豪州ならでは”の動物がいて、彼らとの檻を介さない“ふれあい”を存分に楽しめるという。またブリスベンからのアクセスもスライドショーでかなり分かりやすく説明してあるのが嬉しい。(ちなみにこのサイトは日本語版も提供している。)

         これで大まかなガイドラインは決まった。元来、「何時に集合でーす。」なるパッケージツアーがどうも苦手な私は、ブリスベンまでの航空券を手配するとすぐに<Avis>に直行。ここでは世界中の主要空港からのレンタカーの手配が簡単にできる。自由気ままに動きたい輩には便利なサイトだ。

         足が手に入ったところでお次はお宿。モーテルを転々としようと思ってはいたが、ゴールドコーストでの滞在が長くなりそうだったので、一カ所位は事前に決めておきたかった。
         そこで今回すっかりお世話になってしまったのが、<The Southern Cross>を提供されている“まー&とびー”のご夫妻。ゴールドコーストに住むこと7年のご夫妻には海岸通りの素敵なコンドミニアムを紹介していただき、またサイトからはいろいろな情報を手にする事ができた。(この場をお借りして改めて御礼申し上げます。)

        リスベンに着いた時のヒンヤリとして乾いた風は“常夏”から来た私たちには何とも心地よいものだった。ブルブルっとした感覚も実に久しぶり。真冬と言っても亜熱帯性気候のこの地域は朝晩冷え込むものの日中はTシャツでも過ごせる爽やかさ。寒冷地“初心者”になってしまっている私たちには最高の気候ってわけだ。

         イルカとの出会いを求めて訪れたのがモートン島(ブリスベンの北東沖)にある<Tangaloom Wild Dolphin Resort>。美しい海に囲まれたこの島では野生のイルカやペリカンと生の“ふれあい”ができる。早朝白い砂浜にはペリカンが群れをなし、夜にはイルカが膝の深さまでやって来ては手から魚を頬ばる。“憧れ”のイルカとの出会いはこうして叶えることができた。<bookings>では直接このリゾートホテルの予約もできる。

         ゴールドコーストは延々と続く白い砂浜だけが売りじゃない。内陸の山あいに車を走らせれば広大な牧場が点在し、ファームスティをしながら陽気なカゥボーイ達と共に牛や羊の世話をしたり、乗馬を楽しむ事ができる。もちろん食事はみんなで楽しくBBQ。
         気楽なアクティビティがお望みなら、3大テーマパーク<Warner Bros.>、<Seaworld>、<Dreamworld>に行けば一日中大人も子供も楽しめる。

         お正月を“真夏のオーストラリア”でなんてお考えの方も多いでしょうが、避暑で訪れた“真冬のオーストラリア”もかなり乙なものでした。