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 今月の井上 優さん

蕎麦とウサギの年末年始


        本にもニュースが届いているように、昨年後半にアジアを襲った通貨下落に端を発した経済危機はさらに加速し、年明けからインドネシアを始め、ここマレーシアでも深刻な状況となりつつある。そんな逆風のために本来であれば“W正月”で国中が盛り上がっている頃なのに、この界隈はちょっと“風邪気味”で元気がない。早く“いい薬”を見つけて、今秋開催の<コモンウェルズゲーム>(英連邦スポーツ大会)に向けて国民一丸となって盛り上がっていかないとね。「がんばれ!! マレーシア」

        はともあれ漸く“新しい年”を迎えたマレーシア。前にも話した通り1月1日、つまり元旦には取り立てて何もなく、いつもの事だが世の中ごく普通の週末を過ごしているといった感じ。「これではマズい、やっぱり日本人の正月は1月1日だ〜」と内輪で何とか抵抗しようと頭を捻り、取りあえずたどり着いたのが「せめて年越しそばを..」という事でちょっと前に手に入れたそば粉を引っぱり出してきた。さて、どうやるんだろ?! 見た事はあっても実際に打ったこともない蕎麦。これはやっぱりインターネットでしょ!!って事でサーフィン開始。
         まず、アクセスしたのが昨年までここマレーシアはペナンに駐在されていた丸茂さんのHP。ここにおられる頃には我々のHPを通じて親しくおつき合いさせていただいていた。昨年長野に転職&転居されて大好きな蕎麦&酒造りを始められ、同時に<趣味の蕎麦処「義宗庵」>なるサイトを発信されている。「お元気ですか〜!!」
         そしてさらに“参考書”となったのが野辺さん&久保さんが会津から蕎麦の基本を綴られている<おいしいそばの作り方>。そば粉、生蕎麦の通販もされていて、海外にいる日本人としては見ているだけで「そば喰いてぇ〜」となってしまう。その後、悪戦苦闘の末に打ち上げた蕎麦はそれなりに趣があり(笑)、乾麺をゆでるのとはひと味もふた味も違った「年越しそば」となった。深くは語らない..でも美味しかったよ。

        夜の鐘の代わりに訪れたのが、一度は味わってみたいニューヨークのカウントダウン。それが生で見れるという<NYCtourist.com>にアクセスしてみた。日本の除夜の鐘を聞きながら迎える荘厳な年の瀬とは全く違ったアメリカっぽい雰囲気が伝わってきて、「新しい年が来るぞ〜!!」と気持ちの高ぶりを感じる事ができた。

        インディアナ州のエジンバラからJerry Wilsonさんが発信されている<Wilstar.net>では新年を祝い始めた起源などが書かれていておもしろい。4000年前、新年は3月28日で、メソポタミアのバビロニアで祝典が持たれたのが最初とか。その後紀元前153年にローマ帝国によって1月1日がNew Year Dayとされ、今日まで様々な形でセレブレィトされているとのこと。また、アメリカ等で赤ちゃんのイラストが新年のシンボルとされている理由など面白く書かれている。古代ローマに思いを馳せる新年も悪くないなぁ。

        は言うものの、海外にいると日本の正月が何よりも懐かしく郷愁に駆られる。結局最後には<東京小さな旅>にある<東京初詣指南>に立ち寄り、異国から初詣気分を堪能する事も忘れなかった。

        して明けて新年、我が家に今年最初の事件が起きた。突然襲った“ウサギの出産”。
         昨年5月に双子の長男&長女にバースディプレゼントとして買った二匹のウサギ。当初二匹ともオスという事で購入したが、その後一匹はメスと判明。ウサギの繁殖力の凄さは聞いていたので、それからはケージを分けて警戒を強めていた。(笑) それなのに... いつ親の目を盗んだのか(笑)、未だに分からないのだがチャッカリ身ごもっていたようだ。
         朝起きると家内の雄叫びが家中に響きわたった。 「ギャアアァアァアァァ?」 子供部屋の隅っこにネズミのような“もの”がモソモソしている。...ウサギの赤ちゃんのようだ。その後の捜索で残り7匹をベットの下から無事に保護。はしゃぐ子供達を横目に、戸惑いを隠せない我々。取りあえず“両親”に引き渡すが知らん顔で逃げ回っている。「さぁ、どうしよう」
         困った時のインターネット。見つけだしたのがKoyama Ritsukoさんが発信している<RA.COMMUNICATION CLUB>というウサギ何でも辞典のようなHP。ウサギの生態から病気の対応等、ウサギ好きならではのサイトとなっている。ど素人の我々には最高の参考書となった。その後、獣医さんとも相談して犬猫用のスペシャルミルクをスポイトで与え、何とか8匹とも無事に育っている。

         新年早々に子宝に恵まれ(笑)、めでたい新年の幕開けとなったが、これからあのバービージュニア達をどうしようか頭がいたい。