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 今月の金子さん

検索エンジンを辞書代わりに使う。


        だんホームページをブラウズしていて、自分なりにおもしろいと思ったサイトを紹介するように、との編集部からの仰せである。今号では、とりあえず僕一人なのだそうだ。せいぜい気合いを入れてしっかりやれ、ということらしい。結果はどうなることやら。何はともあれ、よろしくお付き合いのほどを。
        とは言ってみたものの、確かに僕もホームページをあれこれ見てはいるけど、「サーチャー」なんて名乗れるほど大層な使い方はしていないのが実際のところ。せいぜいパソコン関連の情報を調べたり、観光やイベントのガイドを見たり、ふだん使うのはその程度のもので、それでもけっこう便利なものだなぁと思っている。

        WWWを使い始めた頃は、どこに行けばどんなサイトがあるのか皆目わからなくて、結局、パソコン雑誌やインターネット雑誌で面白そうなサイトの紹介記事を読んでは、そこのURLをおずおずと入力して、雑誌と同じ画面が出てきただけで感動したものだ。
        このように、インターネットに関する情報のかなりの部分が、本や雑誌、新聞やテレビ、ラジオといった従来のメディアによって流通しているというのは、なかなか興味深い現象だ。パソコンやインターネットが普及した結果、今や書店の店頭は大量の解説本や専門雑誌で溢れている。こうした状況を見ていると、電子メディア時代の到来を確かに感ずる一方で、印刷メディアの強靱さを改めて思い知らされる気もする。

        ちろん、WWWの世界には、本や雑誌とはまた異なる魅力があるのも事実で、僕にとっては「検索エンジン」の存在が、その大きな要素になっている。検索エンジンは、本来は、WWW上で自分の関心のある事柄の情報を含んだ個々のページを探すためのツールだが、見方によっては全然別の、WWWの今の世界を或る断面で切り取るためのツールにもなるからだ。

        えば、InfoWeb内には〈InfoNavigator〉という検索エンジンがある。ここの「キーワード検索」の欄に、思い付いた一言、仮に「探」の一文字を入れて検索をかけてみよう。それだけで、「探」という文字を含んだページが、この原稿を書いている時点で652件もリストアップされてくる。その中身は実に千差万別だ。一般人のそっくりさん探し〈FACE - TANIN NO SORANI!〉や、惑星や地球外生命の探索〈押木俊之の理科研究センター〉などなど。とにかく、いろんな人がいろんな所でいろんなものを「探」しているということが、一望の下に見えてくるのだ。一つ一つを見ていくと、自分が思いもしなかった例が次々に登場してきて、正に発見の連続だ。一通り見たら、また別のキーワードを試したくなってくる。
        これは、言ってみれば検索エンジンを、あたかも辞書を引いて用例を調べるかのように使っているわけだが、こうした柔軟性は、印刷メディアでは得難いものだろう。検索エンジンには、目的の情報の在り処を探すという実用的な用途の他に、こうした、WWW上に蓄積された無数の言葉の総索引のような使い方もあるのだろうし、また、そうした使い方から拾い集めた興味を引かれる事柄などを中心に、僕の欄では扱っていきたいと思っている。

        後に、検索エンジンに関しておすすめホームページを一つ。〈検索エンジンの使い方〉は高島 賢さんという方が作られたもので、各種の検索エンジンを使いこなすためのノウハウがぎっしり詰め込まれている。WWW上の情報検索に関心のある方は、きっと得るところがあるはずだ。ぜひ一度のぞいてみてはいかがだろうか。





        ここまでの成果

        InfoNavigator
        http://infonavi.infoweb.or.jp/

        FACE - TANIN NO SORANI!
        http://www2.marinet.or.jp/~ymasaka/facefrm.htm

        押木俊之の理科研究センター
        http://www.asahi-net.or.jp/~EG3T-OSK/index.html

        検索エンジンの使い方
        http://www.asahi-net.or.jp/~tb4s-tksm/search/frame.htm