栗田涼子

去年までは日本の某美術館の学芸員。
今はアヴィニヨン大学のフランス語コースに通っています。 私のクラスは十カ国の学生がいてとてもインターナショナル。 日本人は私ひとりです。
さぞ、生活のバラエティに富んでいると思いきや、みんな似たよう な服を着て(リーバイスにナイキ)、同じ音楽を聞いて(どこに 行ってもセリーヌ・ディオン)、マックでお茶して、みんな「タイタ ニック」を観て・・・何だ、日本と同じ。アメリカンパワーの強さを 改めて感じている今日この頃です。

◆◆今月の栗田さん〜プロヴァンスから春の便りです◆◆

じめまして。今回からウェブトラベラーズに仲間入りすることになりました。どうぞよろしく。インターネットでの文通がきっかけで、南仏プロヴァンスに暮らすことになってから早2ヶ月がたちました。1年前は、まさかフランスのこんな片田舎に住むことになるとは、想像だにしなかった私です。ひょんなことで始まったEメールでのやりとりが、私の人生をこんなにも変えてしまうとは・・・やっぱりインターネットってすごい!! 私のこの嘘みたいなホントの話に影響されてか、私の周辺では、パソコンを買ってインターネットをはじめた友人や家族が増えました。遠く日本を離れた私にとって、インターネットは今や私と日本を繋ぐ欠かせない貴重なメディアとなりました。家族や友人とのやりとりはもちろん、日本のニュースや芸能情報だって毎日チェックできるんですから、うれしい限りです。その気になれば、フランスに居ながらにして、通販で梅干しだって買えるご時世。とにかく、インターネットは海外に暮らす人間にとって心強い味方になってくれそうです。

いうわけで、インターネットさまさまの生活を送っている私ですが、これから毎回、フランスから面白そうな話題やレアな情報をお伝えしようと思います。まずは、私の住むこのプロヴァンス地方の紹介から。

年前、「南仏プロヴァンスの12ヶ月」(ピーター・メイル著)が世界中でベストセラーになって以来、日本でもこの地名はすっかりお馴染みなりましたね。東京の大手デパートあたりでは、プロヴァンスの輸入雑貨や、テーブルウェアなどを扱ったコーナーを一時よく見かけましたが、近頃はブームもそろそろ下火になってきたのかしらん?(新しモノ好きの日本人は飽きるのも早い!)それでも、南仏旅行の人気は未だ衰えていないようで、今のシーズンオフにもかかわらず、日本人観光客をあちらこちらで見かけます。この土地を一度でも訪れた人は、私同様、そのピクチャーレスクな美しい田園風景と暖かな気候、素朴な土地柄に魅せられてしまうようです。

<プロヴァンスの旅>を発信している金子さんもまさにそんな一人。この土地で暮らした日々を綴った本まで出版してしまった彼は、まさに日本のピーター・メイルといえましょう。朝市の様子、日常生活やプロヴァンスの自然についてなど、話題は盛りだくさん。ビジュアルも充実しています。それから、ビジターからの質問や最新情報、旅の思い出やエピソードなどを自由に書き込める「掲示板」も楽しい。これからプロヴァンスを旅しようと計画している人には必見のサイトです。

年、世界中から多くの観光客を受け入れているだけあって、もちろん、フランスからも様々なプロヴァンス情報が発信されています。試しにYahoo Franceで闇雲に検索してみただけでも273件ありました。その中でも、旅行者の役に立ちそうなページをいくつか紹介しましょう。頑固なフランス人は、知っていても敢えて英語を使わないと聞いていたけれど、全然そんなことありません。こちらが苦労してフランス語で話しかけてるのに、英語で返事が返ってくることもしばしば。そんなわけで、英文表記のあるページも結構あるようです。

<Beyond the French Reviera>はツーリスト向けの総合ガイド。ポイントが判りやすく、内容も充実しています。プロヴァンスに関する情報を、広く浅く手っ取り早く収集したい方にはお勧めです。中でも、「ラヴェンダー畑情報」は、ロマンチックな旅を演出したい新婚カップルのお役に立ちそうです。今頃日本ではそろそろ桜が満開になる頃でしょうが、こちらプロヴァンスでは、7月がラヴェンダーの最盛期。開花時期や、お花畑のある場所を前もって知りたい方は要チェックです。  また、グルメ情報欄には、代表的なプロヴァンス料理のレシピが食材別に紹介されていてこれも便利。こちらでは、日本であまり見かけることのない食材が多いので、料理をするにもひと苦労しています。さすが肉食文化の国。食用肉の種類の豊富さには驚かされます。この前、初めてウサギの肉を買ってプロヴァンス風の煮込み料理に挑戦してみたのですが、これがなかなかいける! 淡白で強いクセもないので、日本人の口にも合いそうです。夕べは、同居人が「ホロホロ鳥の雛」なる肉を料理してくれたのですが、これもなかなかの美味でした。日本のスーパーではちょっと手に入らないかも知れませんが、興味のある方は是非お試しあれ。

みに、プロヴァンス料理についてもっと詳しく知りたい方は、<La Cuisine Provencal par Louisa Jones>が参考になります。プロヴァンス料理の歴史や食材、参考文献などが美しい写真と一緒に紹介されています。

のほかにも、ツーリスト向けのページとして<Guide Web Provence><La Provence>も一見の価値あり。眺めているだけでも楽しいので、忙しくて旅行に行けない方は是非どうぞ。

<Terre de Provence>は、プロヴァンスの田舎道を散歩している気分になれるページ。文字情報(仏語のみ)はそれほど多くないけれど、さりげない街角の風景や田園を撮った44枚のスナップ写真に、旅心をそそられること請け合いです。それにしても、プロヴァンスの町並みはどこも色彩のハーモニーが美しく、景観の調和がとれていることに感心します。どの家もオレンジ色の瓦屋根が青い空によく映え、扉窓はピンクやモスグリーン、ラヴェンダーなどカラフルな色に塗られたりしています。やや乙女チックですが、雑然として色彩に乏しい日本の景観に慣れてしまった私の眼には、この風景がとても新鮮に感じられるのです。日本でも最近は景観条令のおかげで、やたらに看板を立てたり、条令に反した建物を建てたりできないところも増えてきたようですが、自然と歴史と人々の生活とが調和した景観を大切に守ろうとするフランス人の心意気に、われわれはもっと見習うべきかもしれません。

今回アクセスしたページ


プロヴァンスの旅
(http://www2t.biglobe.ne.jp/~provence/index.htm)
Beyond the French Reviera
(http://www.beyond.fr/)
La Cuisine Provencal par Louisa Jones
(http://www.enprovence.com/ljones/cuisine/)
Guide Web Provence
(http://www.provence.guideweb.com/indexa.html)
La Provence
(http://www.visitprovence.com/us/index.htm)
Terre de Provence
(http://www.mygale.org/05/astra/provence/index.htm#Villages)


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