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 今月の真柄さん

インターネットと市民運動その1


        費税値上げに続いて、医療費の値上げとなんだか値上げ流行りのようですが、わたしの住む国立市でも保育料30%値上げ案が市から出されています。「赤字財政というなら、どうして公共事業予算を減らさないん だ。福祉ばっかり削って!」「値上げをするなら、もっと保護者が納得のいく 説明をしてくれ!」という怒りの声が保護者や保育者の間でじわじわと広がり、値上げ反対運動の機運が盛り上がってきました。
         そこで今月は、インターネットを使ってこの値上げ反対運動をどこまで盛り上げられるか、をテーマにしてみました。

        ずは市や福祉部に対して論理的な理論や数値を提出するために、具体的な情報を求めて、“保育料”を検索。その中から、保育園に子供を通わせている保護者による<宿利家>のホームページを覗いて見た。その中の<保育ML特別版>のページは参加者がメーリング・リストで保育園料金の妥当性を論じているもの。そこに使えそうな税金の試算が出ていたので、さらに詳細なデータを求めて、出所である<ライフ・デザイン研究所>を検索。必要なデータを載せたリポートは'95年発行と古かったためネット上には載っておらず、研究所に電話して、発行年月で郵送の注文をする。送料込みで500円。他に“日本経済は人々を幸せにしたか? 、”“夫・妻の自由時間における対人関係の違い ”などなどおもしろそうなレポートの要約があったが、ここはぐっと我慢して後で読むことにし、「宿利家」に戻って、全国規模で保育園問題を考えている団体の電話番号をメモする。さらに他に役に立ちそうな情報があったら教えてほしいというメイルを出してみる(知らない人にメイルを出すのは生まれて始めて)。
         するとなんとその晩すぐに返事が来た。メイルは、福祉行政に納得がいかないと書いた私のメイルへの共感に始まり、相談に乗ってくれそうな個人や団体の連絡先と質問の仕方が丁寧に書かれ、そして何より嬉しかったのは、“はじめてのメイルでぶしつけですが情報を下さい”というわたしのメイルに対して、“地域を越えて繋がっていきたくてホームページを立ち上げた”のだからメイルを受け取って嬉しいという好意的で頼もしい返事、それから最後まであきらめずに反対の声だけはあげていって!というエール。たった一度のメイルのやりとりで、わたしはもうドキドキするくらい感動し、励まされ勇気づけられてしまった。同じ目標や目的を持った人とは、こんなにすばやく、繋がることができるのか・・・と、感心することしかり。

        民運動なんてもちろん一人ではできないし、少人数でもなんだか盛り上がらない。こうしてインターネットを使うことで、同じ目的を持つ遠くの人たちや団体と繋がって、励ましあったり、助け合ったりできるなんて、かなり凄い事かもしれないと思いました。この値上げ反対運動は、これから先さらに盛り上がり、そしてさらに多くの人々や団体と繋がっていくと思われるので、来月もその経過を報告していきます。

        ころで、運動とは関係ないけれど、宿利さんのお父さん達のページ<おやじ新聞>は、おやじたちが中心になって、園庭に丸太遊具を作っていく奮闘記。素人のおやじたちが、こどもたちのために丸太をもらいにいったり、慣れない手つきで大工仕事をしたりと、和気藹々とした楽しげなエネルギーが伝わってきそうなサイトです。国分寺市にも保育園のお父さん達が作っている父ちゃんバンドというのがあるらしいけど、お父さん同士が仲良くなって、家庭でも父親が育児に積極的に参加すれば母も子供も楽しいし、地域も潤うだろうな・・・。父ちゃんの育児参加を画策中の人には、実にお薦めのページ。
         この他にも、<ワーキングマザーとその家族のためのサバイバルガイド>は、その名のとうり、家事や育児に関してワーキングマザーに必要な情報が満載のページ。もちろんワーキングファザーにも役立つこと間違いなし。