真柄裕美

 連日、新聞やTVは、不況、不況と騒いでいる。不況の原因の一つは消費の落ち込みにあると、政府は商品券を配ってでも消費者にもっと物を買ってほしいらしい。でもね、と子供のいる母親達は言う。環境のことを考えると、無駄な物を買ってこれ以上ゴミを増やして、地球を汚したくないのよね、と。この不況で、環境破壊の速度は多少なりとも減速するだろうから、“不景気でもプラスの面はあるよね”と友人達と話している。

◆◆今月の真柄さん〜インターネットで化石を掘る!?◆◆

を掘って、遺跡や化石を探し当てる、というのはこのところちょっとしたブームのようだ。そのおかげで、考古学者や地質学者でなくとも、遺跡や化石の発掘の醍醐味をヴァーチルに楽しめる機会が増えてきた。本、テレビ、インターネット然り。土の中から、何が現れるのだろうという期待をしながら、発掘の記録に触れるのはわくわくする楽しさがある。しかも、その発掘場所がこれまで訪れたことのないような土地であれば、なおのこと、好奇心も膨らむ。

 <ゴビの恐竜化石と遊牧民>はそんな期待を裏切らない。このサイトは題名の通り、モンゴルのゴビ砂漠で恐竜の化石を探した記録が紀行文として語られる。見渡す限り、人間が作った物など見あたらない広漠なモンゴルの大地で、太古から眠り続ける恐竜の痕跡を追っていく。モンゴルの恐竜化石は砂漠の砂の地層に埋まったために、骨格が完全に近い形で残っているものもあるらしい。
 恐竜、化石、モンゴルという素材も魅力的だが、このサイトは作り方にも工夫が凝らされている。一日の出来事が日記のように綴られ、しかもそれぞれの出来事がページ別にまとめられる。そのため、このサイトの読者は、調査隊と一緒に発掘の一日を辿ることができる。そして、次の日のサイトへとクリックする束の間、恐竜化石が見つかるかどうか期待が膨らむ。発掘現場の期待と興奮が、インターネットを使って、上手く演出されている。
 それから、調査隊の自然との闘い、電氣ももたない遊牧民の豊かな暮らし、彼らとの心温まる交流も、存分に楽しめる紀行文だ。
 この<ゴビの恐竜化石と遊牧民>では、厳しい自然条件のもと、地図も役立たない砂漠を車で探検して、恐竜の化石に近づいていった。まさに、プロならではの命を懸けた仕事と言える。アマチュアはここまでは真似できないが、もっと手軽に趣味として楽しめる恐竜ツアーが各地で企画されている。
<恐竜ツアー>は、誰でも参加できる恐竜の発掘ツアーを紹介している。国内から海外まで、温泉付き、観光付き、ガイド付き、それぞれ趣向がこらされている。プロが発掘しているのを見て自分もやってみたくなったという人には、嬉しい企画だ。
 実際に自分で土に触れ、恐竜の足跡を確認したり、地面を掘ってみて偶然にも何か化石が現れたら、もう病みつきになるに違いない。
このようなツアーに参加できなくとも、自分で発掘場所を見つけ、掘ることもできる。 <化石のホームページ>は、アマチュアの化石マニアが、どこでどのように化石を採掘すればいいか、その情報の入手の仕方から、具体例まで、自らの経験を交えて教えてくれる。アマチュアのための化石の発掘入門書といったところだ。休日はハンマー担いで発掘に出かける、なんてとても楽しそうだ。  このページでは、恐竜化石の博物館も紹介しているが、その中で、化石の埋まった崖を囲い込むように建てられた博物館というのがちょっと気になって立ち寄ってみた。

 <いわき市アンモナイトセンター>は、写真を見れば一目瞭然。本当に崖を包み込むように建物が建てられている。館内では、その崖の所で採掘をさせてくれるらしい。この「化石のホームページ」の筆者もここに出かけ、お子さんがサメの歯を見つけてとても楽しい時間を過ごしたとのこと。なかなか気の利いた計らいだ。

 <化石のホームページ>の筆者によると、アマチュアの人達の協力や発見が専門の研究に大きく役立つこともあるらしい。とすれば、アマチュアの化石採掘は趣味を越えて、社会に貢献する可能性も秘めている。土の中から、何かとてつもないものが出てくるかもしれない。化石の発掘はプロ、アマ問わず夢を見させてくれるようだ。

今回アクセスしたページ


Dino Club
(http://www.dino.or.jp/index.html)
恐竜の楽園(DINO PARADISE)
(http://www.vcnet.toyama.toyama.jp/~saurs/index.html)
化石のホームページ
(http://www.asahi-net.or.jp/~bp7n-kmy/index.htm)


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