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 今月の松並さん

今月の気になる
ア・ノ・コ・ト【そ】



        【そ】 そりゃ飲み過ぎだ!急性アルコール中毒

         それはおとといの夜のこと。一緒に楽しく飲んでいたK子が突然酔っぱらいに大変身!急遽タクシーで私の家へ連れて帰るも、彼女は10分おきに、なんと約10時間も吐き続け、こりゃぁ、いつもの二日酔いと様子がなんか違うぞ!具合が悪すぎる!って彼女自身も私もようやく気付いたのは翌日のお昼近くになってからでした。
         やっぱり病院に行く!と言う彼女を我が家の3件隣の消防署に連れて行き、救急車に乗ってから、やっと「これってもしかして急性アルコール中毒?」と思っていると、「急性アルコール中毒って、死んじゃう人もいんでるんですよー」と救急隊員。それを聞いて寒気と震えがいっそう増すK子。呼吸も荒くて苦しそう。
         結局、運び込まれた病院で点滴と検査を受け、下された診断は「感染性腸炎」。なんか悪い菌がおなかの中で暴れていたらしい。その日は結局一泊入院することに。しかしK子曰く、「急性アルコール中毒じゃなくてよかったぁ。いい歳して飲み過ぎで入院じゃぁ恥ずかしいよねー」。

         でも、もしこれが本当に急性アルコール中毒だったりしたら、手当の遅れは死亡事故に繋がっていたかもしれない。そう思って急に怖くなったのは、私の方でした。そーいえば、私も友達もだいたいが無茶な飲み方をしたり飲む量を強要したりしないので、今まで気分が悪い人の介抱なんてほとんどしたこともないし、ましてや急性アルコール中毒の症状なんて知らない。今回の経験は、自分の無知を認識するいい機会だったのかも、と思い早速ネットで「急性アルコール中毒」について調べてみることに。すると・・・楽しいハズの飲み会も度を超すと死と隣り合わせってことがひしひしと・・・。

         まずは、<東京大学保健センター駒場支所>の「飲酒事故を防ぐために」のコーナーへ。ここでは、改めて飲めない体質の人がいるってことを認識。特にこのタイプの人は、飲酒事故には気を付けなきゃならない。ここには、体質のチェックシートがあるので、今まで実は無理をして飲んでいた・・・なんていう人は是非試してみましょう。さらにこのページでは、酔いを

        • 「ほろ酔い」
          (このあたりで切りあげるのが、上手な飲み方)

        • 「酩酊」
          (いわゆる酔っぱらい。これ以上飲むと急性アルコール中毒の危険あり)

        • 「泥酔」
          (危険、絶対に一人にしないこと。症状によっては病院へ)

        • 「昏睡→死」
          (救急車を呼ぶ。死の危険がある)

        の4段階に分けて血中のアルコール濃度と飲酒量の目安を紹介。ちなみに、飲酒量の目安は「酩酊」で

        「日本酒(2〜3合)、ビール大びん(2〜4本)、ウイスキーW(2〜4杯)」

        ひえー、調子いい時はこんぐらい飲んでるよ〜!という人も少なくないハズ(かくいう私も・・・)。この状態でもバランス感覚が麻痺するなど転落事故に遭ったり、けんかなどのトラブルを起こしたりする危険がいっぱい!そして「泥酔」レベルでは「立てなくなる、言葉が支離滅裂、意識がもうろう、激しく吐くなど大脳全体が完全に麻痺した状態になります。脳幹と脊髄にも麻痺が進むと、酔いつぶれた状態、つまり急性アルコール中毒になります。」とのこと。時々、駅で酔いつぶれたおじさんを見かけるけど、実は彼ら、結構ヤバイ状態なのねー。このサイトには、そんな状態になっちゃった人を助けるための「緊急時の対応」「酔った人の介護の仕方」も書いてあります。大切な人にもしものことがあった時の為にも、読んでおいて損はなし!

         そして、急性アルコール中毒と言えば、必ず出てくるキーワードが「イッキのみ」。私も学生時代にサークルの打ち上げでやっていました。いやー、今思うと本当に事故に繋がらなくてよかったぁ。<アルコール問題全国市民協会(ASK)>の「イッキ飲み防止関連のページ」は、イッキ飲みはなぜいけないか?がとってもよくわかるサイトです。そもそも、お酒が弱い体質の人に無理矢理飲ませるのはもってのほか!とのこと。学生のみならず、社会人までもがイッキ飲みの強制をしていることを思うと、無知の怖さを実感します。このサイトには他にも、事故を防ぐための「命を救う4回のチャンス」や実際の事故の経緯を取り上げた「イッキ飲ませで失われた若い命」のコーナーがあり、ここでイッキ飲みの怖さをひしひしと感じましょう。ちなみに「イッキ飲み法律学」のコーナーには、飲ませた側の罪についても解説があるので要チェック。

         ところで、今回K子を病院に連れていくのに迷ったのが、救急車を呼ぶかどうか。結局はK子が歩くのがあんまりつらそうだったこと、家の近所でタクシーが拾えそうになかったこと、3軒隣が消防署で呼ばずとも駆け込むことができたこと、などから救急車を選択。パッと見には、ただの2日酔いとも思われそう・・・(相手にしてくれなかったらどうしよう・・・)という不安をよそに、結果からすると救急車を選んで正解でした。でも、なかなか呼びづらいですよね、救急車。そこでオススメなのが<救急車の心得>。作者の体験をもとにしたリアルな内容。そうそう、その通り!と思いながら読みました。投稿コーナーの体験談も読み応えあります。
         参考までに、どこの病院へ行ってよいのやら!という時には<FirstAid インターネット救急箱>に、東京23区内と多摩地区の、休日・夜間の病院案内と救急相談ができる「消防テレホンサービス」の電話番号があります。自分の地域のこんな救急箱サイト、探してブックマークをしておくと心強いかも。

         学園祭、忘年会、新年会と飲み会がこれからどんどん増える時期ですが、どうか皆さん、無茶なさらぬよう!絶対ですよー。