松並るみ

 1999年。なんか、迫力ある響き〜。世間では「世紀末」を意識した言動が花盛りだけれど、ちょっと待って!それって西暦の話でしょ?なーんて人も同じくらいの数が居たりしてなんだか賑やか。時は確実に流れているけれど、それを刻んじゃったり、指折り数えたり、名前をつけちゃったりしてるのは人間だけ?なーんてことも考えながら今月は「暦」をキーワードにサイトめぐりです。

◆◆今月の松並さん〜今月の気になるアノコト【や】◆◆

【や】やっぱり来るのね「うるう年」

 「2000年の2月は29日まであるのか?」・・・そりゃぁ「ある」でしょ。と答えたアナタ!甘いっ!うるう年のルールってのがあるんです。「その1:西暦が4で割れる年はうるう年」。まぁ4年ごとに「うるう年」がやってくることは常識。でも、これには続きがあって「その2:ただし100で割れる年は平年」なんですって!そーです。2000年といえば100で割り切れる年。「へーっ、じゃぁ2000年の2月って28日までなんだ」と思ったアナタ!惜しいっ!松並に騙されています・・・。
 実はルールは全部で3つ。で、その3つめが「ただし400で割れる年はうるう年」というもの。2000年は400で割り切れる!ということで2000年の2月は「29日まである」が正解〜。冒頭で「ある」と答えた方、ピンポン!です。「甘いっ!」だなんておどかしてごめんなさい。

も、ね、普段何気なく使っているカレンダーだけれど、暦には知らないことがいっぱい!そもそも何で「うるう年」なんてものがあるの?を調べているうちに、暦に関する色んなサイトが見つかりました。新年のカレンダーは、ちゃんとお気に入りのモノが見つかりましたか?なにも毎年使っている馴染みのカレンダーばかりがあなたに合った「暦」じゃないかもしれませんよ〜!?

<海上保安庁水路部/天文情報 & 水路観測所のページ>
 まずは「うるう年」の答え探しから。このサイトの「天文と暦のFAQ」のコーナーには<現行の暦/閏(うるう)年はどうしてあるの?>という解説が。これによれば、現在使われているのは「グレゴリオ暦」というもので、これは地球が太陽の周りを1周する期間を1年と定めたもので「太陽暦」とも呼ばれているとのこと。でも、地球が太陽を一周するには正確には365.2422日かかり、1年を365日と固定すると4年でだいたい1日分、暦と実際の季節がずれてしまう。これを調整するために「うるう年」のルールがあるのだそうだ。覚え易さも手伝って「グレゴリオ暦」が世界で広く使われるようになったみたい。
 それにしても驚いたのは、<明治の改暦>のいきさつ 。日本で「グレゴリオ暦」が使われるうになったのは明治6年1月1日から。この日は、それまで使用していた「天保暦」の明治5年12月3日に当たり、なんと明治5年の12月は1日と2日の2日間しかない!!12月をまるまる1ヶ月も残して年を明けさせちゃうのもビックリだけど、その理由が明治5年12月の月給を明治政府が役人に払わなくて済む、というもの。更に翌明治6年が「うるう月」の入る年で13ヶ月分の月給を払わなくちゃいけないのがイヤだったらしい・・・。財政難の明治政府にとってはなんてナイスなアイディア!でも、この時政府が財政難じゃなかったら日本はまだ「天保暦」のまま?
 同じサイト内の<旧暦のあれこれ>によれば、「グレゴリオ暦」以前の日本の暦は「太陰太陽暦」と呼ばれる月の満ち欠けを基準にした暦だったらしい。月の満ち欠けの周期は、平均しておよそ29.5日。昔の暦法では12ヶ月がだいたい354日となり、実際の1年より11日ほど短い。このため約3年に1度、「うるう月」をつくって1年13ヶ月となる年を設けた。今は、「うるう年」というと2月が29日まであって1年が366日になる年のことだけれど、昔の暦では「うるう月」の入る年を「うるう年」といってたそうだ。「うるう月」なんて初めて聞いた!
 ちなみに、季節とずれちゃうこの暦を補完しようと考えられたのが、立春、春分、夏至、秋分、冬至、大寒などなど(全部で24ある)季節を知るために暦に記された「二十四節気」。「大寒?なんのこっちゃ?」などと今まで思っていたけど、そういう成り立ちのものだったんだぁ。

<天文教育普及研究会 Internet Wg ホームページ/天文なんでも相談室>
 ところで、「うるう年」について調べていると「うるう月」と並んで「うるう秒」なんてものも一緒にある。このサイトの<うるう秒とは>によればNHKやNTTの時報は、ズレなく規則正しく動く原子時計によって定められている「協定世界時」なのだけれど、一方、地球の自転はふらふらしていて原子時計とズレてしまうので、この地球の自転と「協定世界時」を合わせるために、「協定世界時」に1秒を差しはさんだり、差しひいたりして調整する ひゃー、ビックリ!私の知らないうちに勝手に時間がいじられていたなんて!我が家の時計が時報とズレるのって時計の性能のせいだけじゃなかったんだー。
 そして驚いたことに<郵政省通信総合研究所>の11月10日付けのプレスリリース<標準時の調整(うるう秒の挿入)について>によれば、1999年の元旦の午前9時00分00秒の直前に、まさに「うるう秒」が挿入されるとのこと。その前後は・・

平成11年1月1日 8時59分59秒
平成11年1月1日 8時59分60秒
平成11年1月1日 9時00分00秒

となるらしい。NTTの時報の"ぽ"という音もひとつ増えるのかなぁ?前回1997年7月1日以来、1972 年7月1日の第1回からは22回目の「うるう秒」の実施。年内にここを読んでくれた人は、お楽しみに〜!?

<なんと!暦>
 ところで、「大寒?なんのこっちゃ?」の疑問が置き去りのままになっていたことを思い出し、たどり着いたのがこのサイト。「二十四節気」のほか、「雑節」(節分、彼岸、八十八夜など)や「六曜」(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口 )の由来や意味などが丁寧に解説してある。大切な日のカレンダーに気になる表記を見つけたら、是非こちらへ。

<桃里風ウエブサイト>
 一方、ここの<日めくり暦>には、「旧暦」や「二十四節気」「雑節」「六曜」をはじめとする情報がてんこ盛り。アクセスした当日はもちろん、1991年〜2010年までのお目当ての日を指定して見ることができるから、「お日柄の良い日」選びにももってこい!

<13の月の暦>
そして最後に、かなりオリジナリティの高そうな暦を発見。この「13の月の暦」は、アグエイアス夫妻(誰だ?)が発案した「ドリームスペル暦」の一部を構成するものとのこと(よくわかりませんが・・・)。マヤ文明で使われていた暦とは異なるけれど、その成り立ちは13の数字を神聖なものとするマヤ暦の発想が息づいてるらしい・・・。面白いのは誕生日を「グレゴリオ暦」で入力すると「13の月の暦」と「ツォルキン」(260日の暦でおもにマヤの神官たちのあいだでの神事や儀式などに使われていた暦とのこと)で、その日が持つ意味が表示されるコーナー。大安や仏滅を気にする人は「ある日」が持つ意味を、この13の月の暦でも調べてみては?

年、たいてい海外のカレンダーを買っている私は、日本の休日を確認しながらカレンダーに書き込むことが新年スタートの恒例行事。今回いろいろと暦について調べてみてあまのじゃくの血が騒ぎ、「グレゴリー暦」以外の暦で暮らすことをシュミレーションしてみるも、さすがに社会生活に差し障りがありそうで断念!?
 そうそう、日付と曜日以外なーんにも情報のいらないカレンダーで用が足りる人には<C POP CLUB/万年カレンダーを作ろう>がオススメ。型紙をプリントアウトして説明通りに組み立てれば「グレゴリオ暦」カレンダーのハイ出来上がり。1600年から5199年まで使用可能のスグレモノ(笑)。
 ちなみに、気になる「koyomi」のドメインは、その名も<暦.com>というネット上でお買い物もできるカレンダーやさんのサイトでした。

 そうそう、この連載、1999年もご愛読の程よろしくお願いします!

今回アクセスしたページ


海上保安庁水路部
(http://www.jhd.go.jp/)
Nakaji's page
(http://165.93.117.31/~nakaji/indexj.html)
天文教育普及研究会 Internet Wg ホームページ
(http://sun.obs.misato.wakayama.jp/kyoiku/index-j.html)
郵政省 通信総合研究所
(http://www.crl.go.jp/1997/index-J.html)
なんと!暦
(http://www.kcn.or.jp/~nanto/)
桃里風ウエブサイト
(http://www.din.or.jp/~tarox/index.html)
13の月の暦
(http://www.voice-inc.co.jp/mayan/user/main.html)
C POP CLUB
(http://www.top.or.jp/~cpop/index.htm)
暦.com
(http://www.koyomi.com/)


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