宮内泰介

 先日、北海道の積丹半島を旅行していたら、ある小さな漁港で、イルカ漁の船に出会った。岩手から来た船が何隻も停泊しているものだった。船の先端に長い銛が置かれていた。それを使って巧みにイルカを仕留めるのだろう。漁師さんに話を聞こうとしたら、環境保護団体と間違えられたのか、相手にしてくれなかった。話が聞きたかったのに...

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◆◆今月の宮内さん〜海に生きる人びとのページ◆◆

から遠くで育った。海はいつも怖かった。船に乗ってデッキに立つと、足が震えた。
 なのに、なのか、だから、なのかわからないが、海はいつもあこがれだった。その海に生きる人たちのページがある。

 <友辰丸のホームページ>は、茨城県波崎で小型漁船「第八友辰丸」(4.98トン)を操業する湯浅一夫さんが、漁業をめぐるさまざまなことについて載せたページである。
 ある早朝、沖でサヨリ網を曳いているときに船のすぐ脇を通っていったイルカの大群の写真や、冬の朝などに出現する「潮煙」の写真なども楽しいが、何と言っても充実しているのは、漁法についてである。漁法のページを見ると、月によっていろいろな漁法で、いろいろな魚を獲っていることがわかる。
 「船曳網」と呼ばれる漁法は、「1つの魚種に限って漁獲するのでなくいろいろな魚種を獲ることができるので、海況・漁況の変化にある程度対応でき、茨城県での小型船漁業の基幹的な漁業になっています」。この船曳網は主にシラス、コオナゴ(イカナゴ)、シラウオを対象としたものだが、そこは沿岸漁業、ヒラツメガニ、セグロイワシ(カタクチイワシ)、スズキ、クロダイ、ヒラメ、ワタリガニ(ガザミ)、フグ、トビウオなどが混獲される。
 そして「弁当箱」と称するページでは、これらの魚をおいしく食べるため、プロの漁師直伝の料理法が掲載されている。

ップのページに「現在作田丸は沖合籠漁を操業中」(7月16日現在)とある<作田丸漁業>も、茨城県鹿島の沿岸で操業されているさまざまな漁法について解説している。
 「サンマ棒受け漁」というユニークな名前の漁法は、サンマの魚群を見つけて近づいたあと、「網を入れる左舷に風を直角に受ける状態で魚群に船を合わせ、左舷の前網集魚灯の赤色灯以外の全灯 火を点灯し、魚群が右舷側に集まり船の間りを旋回し始めたところで、左舷側に投網する」、といったように、集魚灯を巧みに着けたり消したりしながら、サンマを網にかけるのである。ただ、この漁法、最近はサンマの値段が下がっていて割に合わないので、操業を見合わせているという。その他、ヒラメや丸かにを対象とした「小型底曳き網漁」、サヨリを対象とした「サヨリ曳き網漁」など、さまざまな漁法が、写真入で解説されている。「サヨリ曳き網漁」は、昭和42年に福島県から導入した漁法だという。
 漁師たちの海との格闘が、さまざまな漁法を生み出してきた。友辰丸のページも、作田丸のページも、漁法こそ漁師の命、ということを示している。

児業と同じく、漁業もまた、漁師の息子だけが漁師、という時代ではない。
 大日本水産会の<漁業を仕事にしたい君へ>のページには、サラリーマンから漁師に転職した山本さん(30歳)の声が載せられている。「21人が乗り込んだ中でぼくが一番若かったんです。海のことなんか何も知りませんから、もう毎日怒鳴られっぱなしですよ。へたなことをすると危険ですから、怒鳴られるのは当然。海の男は口が悪いですから、ボロクソに言われます。でも、それが尾を引くことはないんです。だれも何も根にもたない。カラッとしている」。

うやって彼らが獲った魚が、日本でもっとも多く集まる場所が築地である。その築地のページ<ザ・築地市場>は、主要な魚の市況、市場の一日の様子、築地市場の歴史、さまざまな魚の解説など、本物の築地と同じく、賑わいを見せている。

師たちの技量、市場の賑わいがあって、私たちのところへ魚がやってくる。ようこそ、魚たち。

今回アクセスしたページ


友辰丸のホームページ
(http://www.choshinet.or.jp/~tomotatu/)
作田丸漁業
(http://www.sopia.or.jp/sakuta/maru.htm)
漁業を仕事にしたい君へ(大日本水産会)
(http://www.suiko-van.or.jp/ryoshi/)
ザ・築地市場
(http://www.tsukiji-market.or.jp/index.html)


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