宮内泰介

 車を買い替えようか、と中古車雑誌を買って眺めていたら、「エアロ」という言葉が目立つ。車音痴な私は、最初なんだろうかと思った。それが車の外装、とくにスカートのような外装を指すのだとわかるまでにしばらく時間がかかった。それにしても、なぜこんなものが流行っているのか、さっぱり理解できない。どう見ても不恰好にしか見えない。異文化を理解するのはかくも難しい。

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◆◆今月の宮内さん〜住民が公園を作るということ◆◆

さい娘がいることもあり、週末は圧倒的に公園で過ごすことが多い。私の好みは自然の豊かな公園だが、娘の好みはすべり台などの遊具がたくさんあるところ。なかなか両立するのは難しい。

育て中の夫婦にとって、公園は本当に大事なものだ。横浜のあるお母さんたちのグループは、身近な公園の情報が欲しいと思ったが、それがなかなか得られず、それじゃあ自分たちで作ってしまえ、と冊子を作った。<子育てマップ「とことこ」第2号>がそれだ。40ほどの公園を実際に子供と一緒に訪れ、トイレがあるか、水遊びや、自転車・ボール遊びができるか、遊具はどんなものがあるか、などがレポートされている。「斜面を使った大きなアスレチックは、4、5才くらいから十分に楽しめる。ベビーカーは便利だが、舗装道ではなく、起伏もあるので、道を選ばないと大変。売店横の緑の相談所で園内図がもらえるので、利用するとよい。お弁当持参がおすすめ」といった、子育てのお母さんたちの目で描かれた公園レポートは、横浜に住んでいる人にとっては本当に役に立つに違いない。同じようなものとして、少し視点は違うが、<金沢工業大学土田研究室>のページに、その金沢市版がある(同じページには、全国の公園ページへのリンクもある)。
 札幌市の住民グループ<スコップ倶楽部>は、メンバーたちの家の近くにある平岡公園に積極的にかかわっていこうという、やはり女性中心のグループだ。平岡公園にある自然を利用して、地域の子供たちや大人たちをまきこんで、遊んだり、歩いたりといった企画を続け、また、地域の樹木から種を集めて植林するという試みも行っている。さらに、平岡公園の今後の造成計画に市民参加していくということもグループの大きな目標だ。地域住民だけでなく、「平岡公園フォーラム」という専門家による応援組織も結成し、公園を市民の手に取り戻そうとしている。

民の公園への積極的なかかわりは、全国あちこちに見られる。横浜の鴨池公園では、鴨池公園愛護会というグループが、さまざまな取り組みを行っている。その<鴨池公園だより>を見ると、自然観察、ゴミ拾い、巣箱作りなど活動は多岐にわたるが、活動の中心には竹林、雑木林の管理があるようだ。自分たちで公園の自然を管理する。単に利用するだけの公園から一歩進んだ姿がここにある。
 住民自身が公園を作ってしまう、という試みを行っているのは、東京都北区の<赤羽根自然観察公園>である。自衛隊駐屯地が移転した跡地を、北区は、自然観察公園にする、しかも住民参加で作るといことを決めた。1997年にそれを計画する「赤羽根自然観察公園市民会議」が生まれ、住民自身が公園をどうするか立案し、今年4月に開園までこぎつけた。「みんなの自然公園」という、この過程で生まれた「公園新聞」に、市民会議のメンバーがこう書いている。「老若男女、職業や主義主張を問わず、率直な意見を寄せ合って、波乱万丈、迂余曲折の2年間を共に過ごしたメンバーに新しい人も加わって、開園後の公園をどのように運営していくのか・・・。何の縛りもない集まりだからこそ、問われるのは“自主性”とビジョン(夢)。100年後の森に私たちは何を残そうとしているのか。これからが正念場。そして、子供たちの真っすぐな眼差しに応えなくてはならない」。

 ところで公園には必ずといっていいほど、「〜禁止」とか「〜はしてはいけません」とか書かれた札が立っている。しかし、東京都世田谷区内の3ヶ所にある<プレーパーク>には、そんな注意書きはない。「プレーパークは普通の公園のようにきれいに整備されていません。手作りの遊具がおかれていて、でこぼこで穴だらけで、廃材などが散在している雑然とした遊び場です。この遊び場では、子どもたちの好奇心や欲求を大切にし、彼らのやりたいことができる限り実現される場にしようと地域の父母たちがプレーリーダーと一緒に直接運営にあたっています」。そして、モットーは、「自分の自分の責任で自由に遊ぶ」。プレーリーダーとは、子供と一緒に遊ぶと同時に、「いつも遊び場にいて何かあったらすぐに対応してくれる、ちょっと便利で安心感を与えてくれる人。子どもたちがいろいろな遊びを展開できるように道具や素材を用意する人」だという。実はこのプレーパーク、プレーパークの会という、地域住民とプレーリーダーなどからなる自主組織によって運営されている。
 行政に任せるのではなく、自分たちで作り、自分たちで管理運営する。赤羽自然観察公園や世田谷のプレーパークは、公園の未来を示唆している。


今回アクセスしたページ


まっちゃかとYOSSYのHomePage
(http://www.asahi-net.or.jp/~yg3m-msok/)
TSUCHIDA lab. WEB for Study
(http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/~tsuchida/)
スコップ倶楽部
(http://www02.u-page.so-net.ne.jp/yb3/adohke/)
都筑の窓
(http://www.pluto.dti.ne.jp/~pearl/index.html)
赤羽根自然観察公園
(http://www.tim.hi-ho.ne.jp/iwhk/index.htm)
プレーパーク
(http://www.setagaya.net/setagaya/playpark/index.html)


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