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 今月の大榎さん

Krへ、またはjpのなかのkr ?


        ●電子メールで一苦労

        krとは、jpなどと同様、韓国のカントリーコードのこと(ちなみに北朝鮮はkpらしいのだが、未だにインターネット上でお目にかかったことがない)。今回は、韓国からの留学生といっしょに、日本から韓国へのハングル電子メールに挑戦する羽目になった話から。
         以前、このコーナーでも話題にしたインターネット上の外国語。日本語システムでフォントの存在しない海外のWebを楽しむには、目的のフォントを追加し、ブラウザで言語指定をするだけだ(InternetExplorerでは、<中国語やハングルのフォント>が準備されている)。じつに簡単。
         しかし、メールをやりとりするには、文字コードの違いが大きな壁となる。日本のメールシステムは、テキストを日本語(の文字コード)だと思い込んで転送するし、相手の方も同様の判断をする。これでは、正しい文字情報が送られずに文字化けの嵐となる。東京から韓国といえば、格安ツアーでは北海道や九州よりも安くて近い国なのに、世界を結ぶインターネット上ではなんと遠いところか。
         とはいいながらも、そこはやはり隣国のこと。じつは、ハングルと日本語に関する電子メール情報は、ジャパニーズ・ページでも十分に得ることができた。<コリアネット>の<ハングルとコンピュータに関するFAQ>や、<東アジア語でインターネット>、それに<-マックでハングル-おかやんのハングる講座>などから情報を収集。こうしたページからは、電子メールだけでなく、パソコンのバイリンガル環境についてのノウハウも得ることができる。幸い、<Firefox Home Page>に、MacとWindows用のハングル版メールソフト『Eudora』があることを知り、これを使わせてもらうことになった。

        ●日本語でハングル情報

        ころで、ハングルや朝鮮半島関連のページをわたって行くうちに、ほとんど韓国を旅行した気分になってしまったが、実際に彼の地を訪れると、日本と半島の歴史を肌身で感じさせられることが多いものだ。
         <THE HAN WORLD>には、充実したリンク集<Related Sites―在日韓朝鮮人―>がある。日本語だけでなく、各分野の英語やハングルのサイトを網羅した便利なものだが、同時に、このサイトには強制連行から在日ライフ? に関わる多くの資料も準備されていた。今回も、思わぬところで、歴史を再考させられる羽目になってしまったようだ。Q&Aコーナーを読んでみると、「在日韓国人」と「在日朝鮮人」の違いなど、わかっているようでいて、実は十分理解していなかったことがらも浮上してきた。
         また、同サイトの<半月城通信>では、半月城さんがBBSで発言してきた膨大なテキストが整理されている。私も、某メーリングリスト上で発言を読んでいるはずなのだが、差別問題から韓国の美術展や映画の話題まで、これだけまとまった形になるとさすがに圧巻だ。
         さて、肝心のEメールだが、結局、ハングルコードで書いたテキストを、MIME書類として添付して送る、という方法に落ちついている。もちろん、相手がMIMEファイルのエンコード/デコードを理解しないといけないが、この方法だと、目的の言語によってメールソフトを切り替えるといったわずらわしさから解放される。今のところ、あちらを立てればこちらが…、といった感じで、異なる言語同志のEメールには、決定打がないというのが現状だろう。ただし、韓国へのメールがどうにか成功したのを知って、台湾からの留学生も相談にやってくる一方で、「フランスからのメールが化けてしまって…」などという相談も現れる始末。フォントを修正しても文字化けが治らないので、これにはお手上げ状態だ。