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 今月の田中さん

ウインタースポーツへの招待


        インタースポーツ!なぜかこの名称は身も心も引き締まる。というのも他の季節が接頭語?につくとなんとなく嫌み臭い(例えばオータムスポーツ?)。もちろん寒い中行う「特別なスポーツ」という意味合いを含んでのことだろう。「雪と氷のファンタジー」なんていうだけあって、舞台装置は整っている。あとは「何をやってみるか?」なんて考えてみればいい。
         北欧の神様が木を足にくくり付けて、歩いてみたのがスキーの始まりだったという言い伝えがある。今でこそ、「歩くスキー」や「ネイチャースキー」という言葉が普及してきたが、ゲレンデスキーに代表されるアルペンスキーがまだまだメジャーなウインタースポーツといえる。
         スキーといえば、昨年あたりから人気が出てきた、ワイドスタンスで少しの体重移動で簡単に曲がれる「カービングスキー」や雪に埋もれた森の中や湖上を簡単に散策できる「クロスカントリースキー」、滑降よし滑走よしのアルペンスキーとクロスカントリースキーの中間的な存在の「テレマークスキー」などが多種にわたる。もちろん冬の飛行隊、「ジャンプスキー」の存在も忘れてはならない。
         雪国育ちの拙者にとって、小学校から高校まで冬の体育の授業は、猛吹雪でもない限りスキーの実技であった。友人には、競技のアルペンスキーにあけくれた者、普通は恐くてやれないジャンプスキーをやってた者いろいろいた。最近は、すっかりレジャー志向やネイチャー志向になり、競技をするものは少なくなった。思えば競争ではなく、子供の頃から雪まみれで遊んだ原風景を回帰しようとしているのかもしれない・・・・とは言うものの、長野オリンピック開催となれば、ただの競技会にお祭り風味がくわわり一味違う。そこで、スキーに代表されるウインタースポーツをあれやこれやと多様な切り口で散策してみることにする。

        といってもこの冬は世界の精鋭が集う、<長野オリンピック冬季競技大会>です。公式ホームページは、入場券の当日事前販売、セレモニー、聖火リレーの概要と情報満載。また行きたい会場をサーチエンジンで調べられ、競技や会場名および週辺に関する情報が同時に入手できる。会場までの輸送・交通規制はホームページで確認できるのも便利。ちなみに、長野市は、スピードスケート、フィギュアスケート、ショートトラックスピードスケート、アイスホッケー、ボブスレー、リュージュ。白馬は、アルペン(滑降、スーパー大回転)、クロスカントリースキー、ジャンプ、ノルディック複合。志賀高原は、アルペン(回転)、スノーボード、アルペン(大回転)。軽井沢は、カーリング。野沢温泉は、バイアスロン。当初、野沢温泉は、候補地ではなかったが、白馬のオオタカ騒動で会場が野沢に移動した。温泉とスキーもたのしめオリンピックもと言う方はぜひ訪れて頂きたい。

        ski net>は、国内最大のスキー関連情報ホームページ。スキーグッズのメーカーをはじめ、プロスキーヤーのアドバイスコーナー、全国スキー場ガイド(最新の積雪情報を毎日更新)、イベント情報、スキー関連団体、各種大会選手権の要項を及び成績表などお得な情報が満載している。とにかくスキー関連の情報を調べたい場合は、このホームページを見るしかない。勝つための道具を提供している<ICI石井スポーツ>も楽しい・役立ちイベントの情報は満載。同時に、山登りの募集やカヌーの練習会がある。

        期の売り出し中のスキーといえば、カービングスキー。雪面ギリギリまで倒れ込んだり、軽く身体を傾けただけで曲がってしまうというカービングスキー。奥原いたる氏の<The Extreme Carving>は、最新のカービングスキーのテクニックを分かりや解説している。大切なポイントを「傾き」要素のポイント(1.余計な動作をしない、A無脚の曲げが不可欠、2.体軸を倒したときの傾きが確実にエッジを作り出すように)と「向き」要素のポイント(1.進行方向を早めに捉え、確実に身体の向きを回していく、2.膝下、足部のブロックを保つ、3.はじめは腕、肩をまわし、運動要素を半強制的に身体に体験、理解させる)の2点として、詳細にわたり解説されている。広大なゲレンデで自分の自由な軌跡を造って遊んでみたいですね。

        レンデスキーに飽きた方は、野山を探索するテレマークスキーがどうやらよさそうです。今野和浩氏の<テレマークスキーのページ>は、19世紀のノルウェーのテレマーク地方に生まれた歴史から、80年代中頃からの日本におけるテレマーカーの存在までを概説。テレマークスキーに特徴的なテレマークターンの安定性、シール(語源はアザラシの皮)を貼ることによる山を登れる不思議・・・等と痒いところに手が届く情報サービスが満載です。石原武夫氏の<テレマークスキーイング>は、北八ヶ岳等のテレマークに好適地な所を選出し、ツアーした記録を紹介している。また、ホームページの特定キーワードによる全文検索や返送メール等のCGI化を図っている。<KANUTE>は、貸し艇庫(1,000円/月)もやっているカヌー、カヤック、ラフティングと水プロの専門家。スキーが全面的に出ている今回の特集でまたなんで?それは、ネイチャースキー等の各種講習会も開催するなんとも楽しそうなホームページだからです。雪で覆われた自然の中の散策をプログラムの中心にしたネイチャースキーは、誰でも気軽に楽しめる冬のスポーツといえます。のんびりと歩いて暖かい飲物とちょっとしたチーズやパンがあれば、心が和みます。決して吹雪の時は出かけないで下さい。私はやったことがありますが、鼻水も凍り付いてしまって折角の楽しい一時が台無しです。豊かな気分を味わいたい方は、冬の天気と相談して、実行しましょう。決して無理はしないでください。

        キー・フォー・ライト・ジャパン>は、視覚障害者と健常者によるクロスカントリースキープログラムです。アメリカでは、1975年以来続けられているプログラム。日本では1995から活動開始。プログラムは、視覚障害者と健常者がペアを組んで3日間に渡ってクラシカル走法でスキーを行います。クラシカル走法と対になる走法はスケーティング走法です。スケートと同じようにハの字に進んでいきます。クラシカル走法は、足をスライドさせて進む方法です。ここで大切なのは、健常者の立場について明確に触れているということです。ホームページには、「健常者は『視覚障害者の召し使い』ではない。『視覚障害者のためになにかをしてあげている』のではない。『視覚障害者と経験を共有しているのです』」と記されています。その他にも今回は間に合わないかもしれませんが、スキー・フォー・ライト・ジャパンの案内、ガイドマニュアル等があります。特に「ガイドマニュアル」は、事細かに指示がしてあります。例えば安全の確保、登り坂や下り坂の注意などなど。実体験に基づいたマニュアルがそこにあります。

        インタースポーツに欠かせないのが時計。スキーやスピードスケート、クロスカントリースキーと時間に挑戦する競技が何となく多いのも特徴かもしれません。単純に雪や氷の上を滑る競技が多いことから判断すると、摩擦係数と時間への挑戦がウインタースポーツの醍醐味なのかもしれません。これだと私のようなシロウトは、とても詰まらないですが・・・。そこでチョット雑学的ですが、一見時間に挑戦していないようなウインタースポーツでも時間という概念が生きているというホームページが<SEIKOウインタースポーツ計時システム>です。例えば、スキージャンプシステム。スキージャンプ時の踏切り位置付近の2本の光電管の通過タイムによりスピードを算出。これはワックスの効果測定に重要な意味があるとのこと。見えないところに工夫があるものだなと感心した。