田中一徳

 福島・猪苗代に餃子の具を使ったスタミナカツの名店がある。栄養満点。ボリューム満点。カラリと揚がったカツは、風貌とは裏腹に胸焼けせずに頂ける。名物はカツにとどまらず、「馬刺し」や「桜鍋(馬肉の鍋)」と専門的。桜鍋は、「味噌と砂糖とお酒で肉を入れて煮込み、小松菜を入れるといいよ」との事。さっそく小松菜入れて試してみた。とても美味である。

◆◆今月の田中さん〜集中豪雨と冷害による新米動向〜今年のお米は大丈夫?〜◆◆

月になると南の方から出そろって来るのが「新米」。春先に田植えをした苗がみのる季節がやってきました。秋は、サンマ、蕎麦、果物、キノコと季節を感じられる食べ物が多く、新米もその代表的存在である。そこで、サーチエンジンなんかで「新米」を検索してみると、出てくるのは「新米パパの○○」や「新米ママの△△」ってなモノ。新米の生育状況や価格等を知るには別のキーワードが良さそうである。というのも今年は東北地方を中心に美味しいお米がとれる地域に集中豪雨が発生し、またスカッとした暑さがないまま9月に突入。いわゆる数年前の冷夏を彷彿させる米不足状態になるのではないかと危惧してしまったからだ。平成5年の冷害の時は、新潟と長野の県境にある秘境・秋山郷に行っても米不足を体感してしまった。さて、今年のお米は大丈夫なのだろうか?

北地方を中心とした集中豪雨と低温な気象状況。福島・裏磐梯でキャンプ生活を送っていた当方は雨具を着込み、代替プログラムでのりきってみた。特徴として晴れては雨、また晴れては直後に雨と一日の中でも激しい変化。「躁鬱傾向のある天気」ってな感じ。東北農業試験場水稲冷害研究チームの<水稲冷害早期警戒システム>は、東北地方を中心とした冷害に対する様々な方策を盛り込んだサイト。稲作の実態では、冷害危険度地帯区分があり本格的。過去の冷害の実態から警戒のための基準平均気温や主要品種の耐冷性、寒冷地における水管理のポイントと冷害対策技術のオンパレードである。さらに病害虫防除所のご協力により害虫の発生予察情報もある。過去のデーターも揃っているので、より信頼性と妥当性がある。

ャンプ場でもっぱら使っている天気予報は、ダイヤル177。遠征プログラムの天気や長期予報を調べたいときは、お好み登録のサイトを漁って天気図なんかを見てみる。新米の刈り取り時期を前に台風の影響も気になるはず。<Weather Eye>は、短期、週間天気予報の他に台風の進路情報や注意報・警報等も満載している。もちろん日本が地図の中心なので台風が接近してないときは、写ってない。各地のリアルタイムお天気が投稿者から寄せられるのも面白い。

象状況によって変化するお米、為替相場と同じで米穀市況も重要。(株)米穀データバンクの<日本のコメ市場>は、「米穀市況速報」「米マップ98」「収穫予想」などを満載。日々刻々と変る市況に目が離せない。平成10年度の第1回自主米入札結果や首都圏における定点調査を行った精米小売価格もあり、お米の買い出しにも役立つ。また、お米社会?独特な「流通用語集」があり、勉強になる。

米の袋についている認証マークを発行している<(財)日本穀物検定協会>は、お米や麦等の穀物の品質・安全性等を公正な検査・検定を行っているところ。「認証マークの解説」「稲の生育状況」「米の食味ランキング」などがある。「米の食味ランキング」は人の感覚による相対評価で、「ランク」「産地」「品種」別に検索できるようになっている。好きな産地や銘柄を探すのに役立つ。特Aなどの表記となっている。

 <JA全中>による<お米データベース>は、「自主流通米の価格」「政府米価格」「卸価格と小売販売価格」「生産者価格と消費者価格の国際比較」とさすがデータベース。政府倉庫でのお米の保管方法からお米券の話しまで幅広い。質問、問合せのある方には「見て、聞いて、触れて、味わう」事のできる、全国に開設されている「お米ギャラリー」の案内もある。東京・銀座にも「お米ギャラリー銀座」があり、いつも賑っている。お米に関する情報ばかりでなく、「オニギリ」「丼モノ」を安価で食べることが出来る。「コシヒカリアイス」もある。メインメニューの<JA全中>サイトには、全国各地に広がるJAのサイトにリンクしている。地元のJAもリンクしているかもしれないのでチェックしてみては・・・。

と農の総合ネットをうたう<大地を守る会>は、「安心食材のご用達」しで「備蓄米」の案内をしている。備蓄米とは、災害や冷害などによって発生したお米不足の時に備えて「備蓄」しておくもの。平成5年の冷害による米不足では、収穫量と需要のバランスが崩れ限定供給(週に2kg)の措置をとったとの事。それが米の生産・流通のあり方を考え直したきっかけになったとか。元来《大地を守る会》は、1975年に「農薬公害に反対し、安全な農畜産物を社会的に広めていこう」という目的で設立されたところ。自然食品店では、よくよく見かけるお名前。また、生産地との提携により、安全で安定した農畜産物を供給している。地域活性にも貢献しているところ。会員に安心食材を供給するばかりでなく広く社会的な活動をしている。

年に入って話題のIHジャーを購入し、お米の美味しさを再認識している。家庭でも相当美味しいご飯が炊ける。美味しいご飯が炊ければ、野沢菜と味噌汁で十分いける。質素なようだけど逃げも隠れもしない贅沢なセットメニューである。

今回アクセスしたページ


東北農業試験場 水稲冷害研究チーム(農林水産省)
(http://ss.tnaes.affrc.go.jp/~reigai/)
Weather Eye
(http://www.crc.co.jp/weather/)
日本のコメ市場
(http://www.japan-rice.com/main.htm)
(財)日本穀物検定協会
(http://www.kokken.or.jp/)
JA全中(全国農業協同組合中央会)
(http://www.rim.or.jp/ci/ja/)
大地を守る会
(http://www.daichi.or.jp/index.htm)


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