近況報告

 日本で「春分の日」と言われる日は、アメリカでは「今日から春の日」と位置付けられています。 残念ながら祝日ではないのですが。今年は、春になっても雨が降ったり寒かったり。 せっかく木々に咲いた花もかわいそう。これもエルニーニョ(El Nino)現象のせいです。 カリフォルニアに住む、エル・ナイノさん(El Ninoさん)宅には「なんてことをしてくれるんだ」 という抗議の電話が殺到したとか。とんだ災難です。
 先日、ハーブの栽培セット、小学生の教材用の草花栽培セット、簡単花壇セット(?)を買ってきて、 さっそく種を蒔きました。小さな観葉植物も買って、殺風景だった部屋がそれだけでとても明るくなりました。

(Megumi)

【英会話って難し〜いの巻】


英語の話

 さて今回は、私の悩みのタネ、英語の話です。

 日本に住んでいたときと今とを比べて、最大の変化といえば、言語。 日本語100%の幼少時代を過ごし、中学・高校の英語の授業でほとほと苦労してきた私にとって、 英語・・・と考えただけでも気が重い。じゃあなんでアメリカの会社に就職なんてしたのさ、 とおっしゃる方々に返せる言葉はございませんが、 「言葉は違っても同じ人間、心で通じ合えるさっ!」 と信じていた私。あさはかでした。会社では、連絡はほとんど電子メールか電話・・・。 メールは一日に何十通も届き、読むのに、返事を書くのにと時間がかかっているうちに電話で催促が来るのです。

 身振り手振りが使えない(当たり前だ!)。それに加えて専門用語、省略語の連発。 「“日本語を話せる人”を雇いたいって言ったじゃないかー。英語のことなんて考えてなかったよー。」 と半分泣きそうになりながら今日も居残りなわけです。

 スーパーマーケットに行けば、レジの人がニコニコしながら「How are you?」。しかし、 それさえも分からないので思わず聞き返してしまう。この、軽い挨拶を聞き返すというのは、 聞き返された方にとっては非常に間の悪いもの。それに加えて、 聞き返してもう一度言ってもらってもなかなか分からないものだから、 お互い「は、は、ははは」っていう変な笑いでごまかす・・・。さらに、商品を袋に詰めてくれる人が 「紙袋にします?それともビニール袋?」("Paper or plastic?")と聞いてくれてもポカーン。 「重いでしょう、車まで運ぶのを手伝いましょうか?」とご親切に言ってくれてもポカーン、で、 かなり恥ずかしい思いをしました。


苦労話

 ・・・は、尽きませんねぇ。

 しかし!苦労しているのは私だけではないのです。たくさんの国から色々な人が集まるシリコンバレー、 母国語もさまざま。私の会社でも、昼休みの食堂では、英語以外の言葉がたくさん聞こえてきます。 会議中英語で会話をしていても、韓国語を母国語とする人のしゃべる英語、フィリピン語を母国語とする人の英語、 もちろん日本語を母国語とする私たちの英語、みな特有のアクセント(なまり)があって聞く方も大変です。 余談ですが、アメリカで生まれ、英語を母国語として育った人の英語でも、出身地によって結構違うようです。 ボストンなまり、テキサスなまり、ハワイなまり、などが代表的ですね。

 以前、アクセントを矯正して、より聞き取りやすい英語を話すための講座というのを受講したことがあります。 最初に、受講の動機を一人ひとり話したのですが、色々な会社で、 「きれいな」英語を話すことができるのがキャリアアップの条件と考えられている、 という話を聞いて、驚いた記憶があります。このアクセント矯正の教育は、英語教育としては特殊なものではなく、 個人レッスンなどを含めて大変需要の高いものなのだそうです。

 いかに聞き取りやすく、だけでなく、いかに説得力のある話し方をするか、などというスピーチの技能は、 政治家たちも積極的に受けているのだそうです。「英語を勉強する」というと、 単語とか文法とかばかりを思い浮かべていた私ですが、言葉というのは意志を相手に伝える手段、 相手にわかりやすくメッセージを伝えるには、という教育は、 ネイティブスピーカーであっても大切なものだということが理解できてきました。 今まで自分がどんな日本語をしゃべっていたのかしら、と反省することしきり・・・。


英語力を身につけるには?

 さて。そうはいっても、基礎的な英語力が足りていない私。いろいろと考えあぐねるのですが、やはり、 一朝一夕で身につくものでもなし、コツコツとやっていくしかないという結論にいつも達します。 私が実践しているのは、とにかくいつでも英語に触れていること。家ではテレビをつけっぱなしにして、 車の中ではラジオを聞いて。一生懸命聞き取ろうとしなくても、英語のリズムは何となく身に付いてくる・・・はず・・・。 分からなくてもいいから新聞を読んで、友達と話をして。料理の本を辞書を引きながら読んで料理をして。 長続きする方法が一番、と勝手に決め込んで気長にやっています。 あとは友達をフル活用。「私の英語おかしかったらいつでも直してね」と友達にお願いして、会話にケチをつけてもらう。 電子メールで友達と会話、その英語も直してもらう。ビジネスレターはボスに直してもらう。 急には無理でも、だんだんと英語が苦にならなくなる・・・といいのですが。

 そこで私の友人たちからのアドバイス。

その1その1
 分からなくてもいいからとにかく新聞を読む。単語を二つだけ辞書で引いて、ノートにメモ。 次の日も同じことをして、前日の復習。16歳の時に中国から移民してきた彼は、 この方法を続けて2冊のノートがいっぱいになったそうです。1日2単語、1年で730単語。

その2その2
 映画をビデオで、テープが擦り減るくらい見る。とにかく見る。分からなくてもいいから見る。 「クローズドキャプション」という、テレビに(英語で)字幕を表示する機能が大抵のテレビに付いているのですが、 それを時々活用して、分からない部分は徹底解明。好きな映画を見ながら英語も身につく・・・

その3その3
 気にしない気にしない。赤ちゃんがしゃべれるようになるまで何年もかかるんだから。 耳をふさがないでいれば、自然に身につく。気にしちゃだめ。

 皆さんはどのようにして英語を勉強されていますか。こんな方法はどう?とか、 こんなところが難しいよねぇ、とか、何でもお聞かせ下さい。私も何かいい方法があったらまたお知らせしますね。

(つづく)