[Web Travelers]
[写真] 赤木敬政
10年ぶりでオートバイのヘルメットを新調しました。なかなか気に入っていて、遠くへツーリングに行きたい衝動にかられます。2輪にとってはこれから一番いい季節で、道路でもツーリングライダーによく会います。一方で暴走族も出始める季節ですが、そういえば暴走族のツーリングって見たことありませんね。近場しか行かないのかな…


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江戸時代に遊ぶ

 史や民俗学などで封建社会のことはあまりよく言われませんが、わずか数百年前(きんさんぎんさん2人で足りる!)の江戸時代の庶民たちは町民文化も成熟し、日々の生活は慎ましくても、けっこう元気に楽しく生きていたんじゃないかと、こんな時代に生きていて思うことがあります。当時日本を訪れた外国人のメモなどを見ると、庶民は貧しいが礼儀正しく、町は小ぎれいで治安もよいなどの記述も見られ、「まるで妖精の世界のようだ」といった感想さえあったと記憶します。確かに浮世絵などに登場する庶民たちはどこか朗らかで活き活きして、中世ヨーロッパのような翳りをあまり感じさせません。芸能をはじめとする文化ももちろん現代のようなコマーシャリズム先導でなく、民衆の生活から生まれた真正のものだしオリジナリティにも溢れています。 また徹底したリサイクルも行われていたようで、現代に生きる我々も先祖から学ぶところが沢山あるんじゃないでしょうか。そういう訳で今回は江戸時代の庶民文化に関連したサイトを訪ねてみようと思います。

 「国立国会図書館/貴重書データベース/錦絵」は国立国会図書館の所蔵する主に江戸時代の錦絵(肉筆や版画の彩色画)が収められているデジタル図書館です。浮世絵や山水、美人画まで約23,400枚というの品揃えがすごい!大画面なので(200KB見当)隅々までわかります。色調の再現性にも気を配っているようで一枚一枚にカラーチャートが写り込んでいます。庶民の生活を何気なく絵に取り込んで芸術性も豊かな作品が、あの時代庶民の生活の中に入り込んでいたというのが素晴らしいです。適当にリサンプルして大きさをととのえてやれば壁紙にも最適ですね。ただ錦絵のデータベースのため,北斎漫画のような白黒のものが見あたらなかったのは少し残念でした。

 「浮世絵ライブラリー〜浮世絵のなかの子どもたち」は浮世絵の中に登場する子どもたちに注目したページで、母のまなざし、遊びの広がり、絵物語のロマン、江戸の人気者、おもちゃ絵のたのしみなどのコーナーがあります。遊びにはすごろくや貝合わせ(はまぐりの貝殻に絵を描いたもののペアを選ぶ)などの紹介や、子ども達のヒーローであった金太郎などの紹介を浮世絵を交えて解説しています。また、このページは公文のものだけあって寺子屋のこと、母親の教育などについても述べられています。この時代は男の子にかかる期待が大きかったんですね。

 「Edoのページ」には東海道53問、情報都市「江戸」Edo World、「写楽world」などのコーナーがあります。Edo Worldは江戸の文化を情報という切り口から考えようというコーナーです。様々な出版物の紹介やそれにともなう流通機構(版画の版元や貸し本屋など)について、また飛脚などの情報伝達のインフラについても述べられています。また芭蕉の奥の細道などでもよくわかるように、地方の小都市にも土地の知識人たちのネットワークが張りめぐらされていて、俳諧のみならずその他の様々な情報が行き来していた等についても書いてあります。

 江真澄は三河の人で、幕末にかけて東北日本を広く旅しその途中で絵図を交えた詳細な日記を書いて、当時の地方の常民の生活を知る上で非常に貴重な記録を残してくれた人です。この人は知識人ですが特段の目的もなく旅を続けた自由人です。「菅江真澄研究会」のページは真澄が生涯を閉じた秋田県の有志によるページのようです。菅江真澄の紹介、年譜、、菅江真澄著作、関連図書、研究会誌などのコーナーがあります。彼の著作は大へん面白いです。一度読んでみては如何でしょうか。



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