[Web Travelers]
[写真] 橋本大也
 先日の日曜日、マルチメディアクリエイタの学校デジタルハリウッド東京校で、ウェブ・プロデューサー・プログラマー・サーバーエンジニアなどを対象としたインターネット業界特別公開セミナー「インターネットからみたWebビジネスの現状と未来」という題目で講演をしてきました。定員150人のところへ200人を超える参加者が聞きにきてくれて、とてつもなく緊張しましたが。講演は何度やっても初舞台のような緊張感。


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答えが出てくるサイト

 ンターネットで人々に最も多く探されているものって何かご存知ですか?その答えは「答え」なんですよね。インターネットで一番人気のあるのは、検索エンジン。知りたいことを探す、疑問を解消するというのが、インターネットの基本です。しかし、世界には3億を超えるWebページが存在していて、一般的な検索エンジンでは、必要な答えにたどりつくまでに、たっぷり時間がかかります。

 こで、検索エンジンよりも、もっと直接的な答えを出すためのサービスが誕生して巨大化を始めています。今月は、質問と回答系サービスの紹介です。

 くある質問に対して回答をまとめたドキュメントはFAQドキュメントと呼ばれます。Frequently Asked Question の略で「えふ・えー・きゅー」と発音します。
 人間がぶち当たる問題というのはどんな分野でも大概、同じようなものです。Webサイトにはしばしば FAQのコーナーが設けられています。このFAQがあることで利用者の役に立つだけでなく、Webサイトの管理者は問い合わせサポートの回数を減らすことができて一石二鳥です。

 界中で作成された、あらゆる分野のFAQを収録した巨大サイトがあります。それが、FAQ.orgです。ジャンルは、動物、アート、オーディオ、ビジネス&ファイナンス、コンピュータ、プログラミング、ソフトウェア、食品、ゲーム、健康、歴史、ホビー、インターネット、学習、その他、映画、音楽、人々、政治と法律、雑誌と書籍、宗教、科学、スポーツ、テクノロジー、テレビとラジオの26種類。

 ●Ask Jeeves

 「Jeeves氏に聞け!」と題されたこのサービスは、質問を英語の自然言語で入力すると答えとなるWebページを答えてくれる知能を持ったWebページ検索エンジンです。普通の検索エンジンと異なるのは、質問の内容を理解し、最も最短の回答となるページを教えてくれることです。なんと、このエンジンには700万通りの質問に対する答えが蓄積されています。

 なりややこしい現実的な質問にも答えてくれますが、「Is it Love?」(これは愛なの?)と質問すれば「How To Know When It Is Love?」(いかにしてそれが愛だと知るかの方法」というページを教えてくれますし、「How long will I live?」(私は何歳まで生きることができるだろう?」と質問すれば、「Longevity Game」という余命計算ゲームのWebページを紹介してくれます。また、「Who are you?」と質問すると Jeeves氏が自己紹介を始めます。質問の答えになるWebページの紹介をひたすら紹介してくれるわけです。

 ンセプトは異なりますが、How Stuff Worksも楽しいサイトです。

 ●How Stuff Works

 のサイト名は「それはどうしてそうなるの?」とでも訳せばよいでしょうか。
 冷蔵庫はなぜ冷えるのか、ですとか、鉄でできた飛行機がなぜ飛べるの?ですとか、どちらかというと技術的な質問に対して、丁寧に書き下ろされた文章で答えてくれます。運営者はベストセラー「The Teenager's Guide to the Real World」の著者のMarshall Brain氏。難しい、答えにくい質問を分かりやすく書くことで有名なライターです。子供の素朴な疑問を問い掛けられて困ったら、ここで勉強して答えると模範的な回答ができるでしょう。

 て、しかし、上記の2サイトはよくある一般的な質問に答えるサービスでしたが、新しい商品や技術に関する質問など、まだFAQが出来ていない分野の質問はどこへ持っていったらいいでしょうか?

 ●Expert Exchange

 れには「専門知識交換所」のExpertExchangeがよいかもしれません。
 このWebサイトではまず自分を何らかのエキスパートとして登録することができます。自分の職業や趣味の分野で何について詳しく、情報提供をできるのかをプロフィールに登録します。すると入会時にExpertExchange内で使える「200ポイント」がもらえてます。このポイントは入会日から 1日ごとに5ポイント自動的に加算されていきます。このポイントが質問と回答を活発に発生させるエンジンになるのです。

 ExpertExchangeにはコンピュータや生活、旅行や外国語などのたくさんの掲示板が用意されており、参加者はここで質問したり答えたりすることができます。通常の掲示板と異なっているのは、質問者が世話になった回答者に対してこのポイントをわけてあげるルールがあるということです。あなたの回答は役に立ったから私の100ポイントを差し上げます、という風にです。

 得ポイントよって、色の異なるオリジナルTシャツを運営団体からもらうことができます。そして、このポイントの合計が高くなるとTopエキスパートリストに名前とプロフィールが表示され、各分野で最も詳しい専門家が一発で分かるようになります。将来はこのポイントを現実の貨幣と交換する仕組みを開発中とのこと。

 本でもよく似たサービスが立ち上がりました。それがOkwebです。

 ●OK Web

 本でもこういった知識コミュニティが発展して、新しい情報交換の原理になっていったら面白そうです。ポイントと貨幣との交換などが現実になると、オンラインコミュニティで質問に答えていくだけで生活できてしまうかもしれません。

 て、最後にちょっと変わったサービスをご紹介します。

 ●Webサイト格付けセンター

 の運営しているアクセス向上委員会というWebページ作者のオンラインコミュニティでは「私のサイトのアクセス数はどのくらいあれば十分なの?」「アクセス数はこのくらいなんですけど成功していると言えるのでしょうか?」という質問がよく投稿されます。サイトがどのくらい成功しているかどうかを格付けして、アドバイスするロボットサービスが上記のWebサイト格付けセンターです。

1 URL
2 サイトジャンル
3 トップページアクセス数(1日)
4 サイト開設時期
5 アクセスピーク時間帯
6 サイト担当スタッフ数

 いうデータを入力すると、複数の一般サーチエンジンの登録状況や、さまざまなマーケティングデータ、独自のWebページ解析エンジンなどを利用して、AAAから CCCまでの格付け情報が返ってきます。そして、

 『総合判定は、「定番サイト」級  BBB+

・あなたのサイトの順位は251サイト中112位です。
市場到達度(Reach):
現在評定:
発展期待値:
ベンチャーとしての有望性:

・レポート
安定した人気の情報サービスサイトといえるでしょう。ビジネス・モデルとしてもう まくいっているのではないでしょうか。もし個人サイトでこの数をクリアしているのであれば,とっとと会社をやめてそれを本業にしたほうがいいかもしれませんね。
ただし変化のはやいインターネットのこと,油断は禁物です。』

 いったレポートとアドバイスが即座に返ってきます。当たっていたという感想の回答者が多いようですので、Webページをお持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。

 は私の人生は成功しているの?なんていう回答エンジンも出てきそうですね。
 怖い怖い。


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今回アクセスしたページ
  • OK Web
    (http://www.okweb.ne.jp/)