[Web Travelers]
[写真] 井上優
 楽しみにしていたF1マレーシアグランプリ。チケットも手に入れ、準備万端だったのに突然出張がはいるとは…。マレーシアに住んでいながら、F1の開催中だけ離れることはないでしょ、って!


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フィリピンに住む魅力

 月お話した通り、F1の開催を指折り楽しみにしていたところに突然の出張依頼。日程を調整したもののどうしてもこの週にフィリピンに行かなければならなくなってしまい、やむを得ずF1観戦を断念。(涙) F1ドライバー達がマレーシア入りする日にマニラに向かい、F1閉幕と同時に昨夜クアラルンプールに戻ってくるなんて、何とも寂しい話でしょ。結果はシューマッハの勝利で来月の鈴鹿が一気に面白くなったようですね。来月は指をくわえてTV観戦することにします。(笑)

 2年ぶりに訪れたマニラは、その間ご多分に漏れず、アジア不況の嵐が吹き荒れていたせいか、街並みにも見た目の変化はほとんど感じませんでした。僅かに気がついたところでは、中心部のマカティ周辺にお洒落なレストランが幾つかできていたくらいでしょうか。
 そのせいか、肌で感じるものは、前回初めてこの地を訪れた時とさほど変わりなく、渋滞、貧しさ、貧富の差、そのくせ底抜けに明るいフィリピーノといった印象でした。私が住んでいるマレーシアとも、近隣のアジアの国々とも違う独特のものをこの国に感じます。過去の歴史を踏襲した、どことなく沖縄にも似たアメリカの匂いが漂っていて、他のアジアの国にはない空気を感じるのは私だけではないでしょう。

 滞で車がとまっている時、道路を横切ろうとした時、ちょっとした隙に手を差しのべる子供達に囲まれてしまいます。無視できずにポケットの小銭を探ろうとすると、同伴していた現地の方から『この子達のためにもあげないで下さい。一度あげるとお金は人からこうしてもらうものだと思ってしまいます。』と言われました。むやみに手持ちの小銭をこの子達のためにあげようとしてしまうのは、少しは裕福だと思っている日本人のおごりなのでしょうか。何か重たいものを感じた瞬間でした。

 ィリピンは「出稼ぎ大国」なんて言われるのをよく聞きます。現地の方の話では、合法、非合法を問わず、約800万人のフィリピン人がアジアを中心とした海外に「出稼ぎ」に出ているそうです。しかしながら、ここ数年のアジア不況で海外での働き先を失った人達が母国に戻ってきており、現在フィリピンではそういった「出戻り組」が失業者として溢れているそうです。そのためか一時よりも秩序が乱れ、治安も悪くなったといわれています。

 ィリピンという国はまだまだ周辺の国と比べて立ち遅れているのは否めませんが、この国はそんなネガティブな側面だけの国ではありません。南国特有の明るいフィリピン人の民族性も魅力的ですし、いろんな意味で可能性が感じられる国として私は好きな国のひとつです。

 れを裏付けるというわけではありませんが、ここ数年、定年退職された日本人がフィリピンに永住されるケースが増えているそうです。Philippine Retirement Authority(退職省)では日本人を含めた外国人を対象に、フィリピン移住、永住を斡旋しているそうです。600万円程の銀行預金があれば、比較的簡単な手続きで永住権が取得でき、年々移住される日本人が増えているそうです。そんな「移住組」の方々がこの国の魅力を綴っているホームページをご紹介しましょう。

 94年から永住を始められた70歳のおばあちゃまが送る小松崎憲子のフィリピン・ロングステイの勧めは、永住権の取得方法をはじめ、フィリピンでの生活を楽しまれているご様子がひしひしと伝わってくる、70歳というご高齢を感じさせないアグレッシブなサイトです。
 また、南洋暮らしの世界はフィリピン生活6年目のご夫妻の生活レポートで、永住を踏まえた体験生活のご案内など、読めば読むほど、日本を離れてみようかなと考えさせられてしまうフィリピンの魅力が綴られたサイトとなっています。
 その他では、Philippines 2000がまさにフィリピンの表玄関的サイトになっており、あらゆるジャンル別にフィリピン情報をゲットできるように作られています。
 また、マニラの邦人紙「まにら新聞」が提供するThe Daily Manila Shimbun Onlineもマニラの今を知るには最適な生活情報サイトと言えるでしょう。

 み慣れた日本を離れて、アジアの片隅、これからの国で第二の人生を過ごしてみませんか?
 フィリピンはそんな魅力を持った国のひとつだと思います。

 い出張旅行でしたが、いろいろな事を考えさせられて帰ってきました。「負け惜しみ」かもしれませんが、F1観戦より感じ取ったものは大きく、価値多いものだった気がします。

 れで、次回のマニラ訪問がまた楽しみになりました。


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