[Web Travelers]
[写真] 井上優
 日本から届く春の便りを聞きながら、6年目に入ったマレーシアで日増しに増す暑さを楽しみながら、今日も走り回ってます。


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シンガポールの魅力

 、出張でシンガポールに来ています。一応、“海外出張”となるわけですが、クアラルンプールからシンガポールへの出張というと、東京⇔大阪といった、全くの国内感覚なんです。距離的には東京⇔大阪よりもさらに短く、車で走っても4時間あれば着いてしまいます。マレーシアで働く日本人にとって、一番多い出張先がシンガポールで、現地のマレーシアン、シンガポーリアンにとってもお互い一番馴染みの深い国です。つい数十年前まで同じ国だったのですから当然ですよね。

 京、大阪という感覚は距離的なものだけではなく、お互いの国の人達が意識しあう姿も、我々“第三者”から見ると、どことなく「関西人」、「関東者」といった“つば迫り合い”に似ていて、良きにつけ悪しきにつけ、お互いに意識過剰なところがあります。関西、関東に例えたのは、他の地域に見られる民族、宗教闘争といった過激で冷酷なものではなく、“ケチのつけあい”、“兄弟喧嘩”に見える可愛げあるものだから。シンガポールが「アジアのハブ」、「グローバルネットワーク総本山」などと口にすれば、マレーシアは「水すらマレーシアから輸入しないと暮らせない小国」、「外資に頼る自力のない国」などと妬みにも似た攻撃が始まります。これは仕事の上でも同じで、両国のスタッフを同じ道筋に引っ張っていくのにはかなりエネルギーを必要とします。お互いプライド、ライバル意識が高すぎるんですね。

 々“外国人”側から見ても、シンガポールが合う人、マレーシアが合う人に分かれるようです。ちなみに私は後者ですね。誤解を恐れずに言うならば、私はシンガポールの「造られた都会の街並み」、「雁字搦めの窮屈さ」が苦手です。単純に、国中が“禁煙”というのが喫煙家の私には耐えられないのかも知れませんが(笑)。
あとは物価が大きく違うという点でしょうか。“ショッピング天国”の代名詞を持つシンガポールですが、マレーシアの物価と比較するとほぼ倍と言えます。為替レートが円、米ドルベースでほぼ倍ですから、同じ商品で、値札の数字が同じということなのです。平たくいうと、ホテル一泊がシンガポールでS$250、マレーシアでRM250、日本円換算すると15,000円と7,500円の違いがあるってことですね。これは、すでにマレーシアの物価に染まりきっている我々マレーシア在住日本人にとってはとても大きなことで、日本からの観光客とは値札に対する感覚が違ってしまっているのです。
とはいうものの、相変わらず観光客は多く、年間100万人を越えると言われています。これはシンガポールの総人口の30%以上に当たりますから、その観光客が買い物等で落としていく経済効果がかなり大きいことがわかります。何はともあれ、小さな国土ながら大きな経済力を持つ“小さな巨人”であることは間違いないですね。

 こ数年でその数は減ったと言われながらも、マレーシアの倍近い2万数千人の日本人がシンガポールに在住されています。観光客を含めると常時3万人近い日本人がいるのですから、オーチャードの目抜き通りを歩いていて、銀座と大差なく日本人とすれ違っても当然なのかもしれませんね。そんなシンガポールの日本人の方々が多くのホームページによって、この国の魅力を綴っておられますが、その中の幾つかをご紹介しましょう。

 ンガポールのゴルフ場案内、交通ルール、喫煙ルールなどなど織り込まれたBukit Panjang Club、旅行ガイドには出ていないような現地の純生生活情報が盛りだくさんのシンガポールからの手紙AYA's シンガポール不思議発見は、これからシンガポールに行かれる人、お仕事で赴任予定の人にはきっと参考になると思います。
シンガポールのローカルニュースをデイリーで見たい方には、現地の邦人紙星日報が提供しているサイトがお役に立つでしょう。シンガポールの基本的なお話、イベント情報などはオフィシャルサイトのシンガポール政府観光局がいいですね。

 互いに意識し合いながら、高め合っていくシンガポールとマレーシア。それぞれが共通の、また違った魅力を持つ二つの隣国。シンガポールを訪れる方、是非お隣のマレーシアにも立ち寄ってください。マレーシアに来られる方も然り。

 して、これも旅の楽しみ方ですから是非確かめてみてください。
あなたはシンガポール派?、それともマレーシアタイプ?



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