[Web Travelers]
[写真] 松並るみ
 「動物占い」が大流行。これまで星占いなどには全く興味を示してなかった友人たち(特に男性)が話のネタにしているから驚く。ほとんどの人が自分の動物をそんなに当たってないと思いつつ、人の動物を聞くとなるほどね、と頷く。血液型と同様の市民権を獲得するのも時間の問題か?近いうちに自分の動物を記入する欄のついた履歴書とか登場しそーな勢い。恐るべし、動物占い。


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今月の気になるアノコト【じ】

【じ】自主漂着、無人島3泊4日のひとり旅をしよう

 人島【むじんとう】難破した船で運良く助かった人が流れ着く南の島。また居酒屋に特に共通の話題がないメンバーでいるときでも「何を持っていくか」を酒の肴にしておしゃべりすることができる「何もないところ」の代名詞。

 て、今月選んだテーマは無人島。無人島と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。最近まで私の辞書に書いてあったのは冒頭のようなイメージ。つまり、日常生活とは地続きになっていない場所だった。ところがつい先日、大阪のとあるバーでたまたま隣り合わせたオジさんが、なんとこの夏ひとりで無人島に行って3泊4日を過ごしてきたという。最終の新幹線に乗ろうと慌ただしく席を立つ私にオジさんは一冊の冊子を手渡してくれた。その名も「おっさんの無人島滞在記」。「最近、どうもひとりになりたがる傾向のある」おっさん(50代・サラリーマン)が、今年の夏はサバイバルをテーマに無人島に行くことを思いついた、という書き出しで始まる手記だ。思いついても実行しない人が圧倒的に多いに違いない。でもおっさんは、インターネットで無人島探しをはじめる。そして瀬戸内海に適当な島を見つけ、テントを買い、組み立て方を何度も自宅の自分のお部屋で練習し、その他必要なグッズと食料を準備。計画を実行した。
 考えてみれば、「もし無人島に行くなら」と「次の週末、無人島で3泊4日を過ごす」では、持っていくべきものに対する想像力がずいぶん違ってくる。おっさんの超等身大の無人島滞在記を読みながら、私はとってもリアルに自分の無人島行きを想像してみた。例えば、夜の無人島。ちょっと恐すぎる。たったひとりで一晩中自然のなかにポツンと居るのだ。1泊だって嫌だ。それは、寂しいせいもあるけれど、もっと大きな理由は自然のことをほとんど何も知らず、何かあった時に対処できないと思うからだ。朝までずっとビクビクして落ち着かないに違いない。おっさんも、3泊のあいだ深い眠りにはつけなかったようだ。
 普段から自然のなかに暮らす人たちには笑われるかもしれない。でも、とにかく長いあいだ私の生活は、そういう経験から遠のいている。だから自然をナメちゃイケナイという基本中の基本の心構えのほか、火のおこし方や、テントの張り方、寒さのしのぎ方、それにイザという時の魚の釣り方や食べられる野草の見分け方などなど、無人島ライフに必要だと思われる基礎知識が、パッと思いつくだけでも私には何一つない。そんな事実に改めて気付き、しばしボー然。そしてもうひとつ、8年近く一人暮らしをしてきたけれど、本当は全く「一人」なんかじゃなかったことを実感した。私の普段の生活は、そのほとんどをお金で買うサービスに依存している。当たり前のように存在している電気やガス、水道だってそうだ。その上、半径100メートル以内に種類の違うコンビニが2件以上ある生活にどっぷり慣れきっている。都心での「一人」と無人島での「一人」は、全くスケールが違いすぎる。たとえ3泊4日でも私は無人島で生き延びられないかもしれない!なんてちょっと大袈裟に思ったりもする。
 「家庭でも職場でもサバイバルを生きているのに、何を好きこのんで無人島に渡らねばならないのか?」・・・手記のなかでこの問いに、おっさんはこう答える。「自分の居場所を探しにいくのだ」と。無人島・・・それは、きっと自分が今置かれている状況を見直せる場所だ。きっと色んなものに感謝する気持ちになり、自分に足りないモノに気付く。例えば煩わしい職場での人間関係だって、懐かしくなっちゃうかもしれない。さて、皆さんもおっさんのように本当に無人島に行ってみるも良し、私のようにできるだけリアルに想像してみるも良し、無人島3泊4日を体験してみては?

《無人島探しの手がかりサイト三選》

『丸山 輝 (AKIRA malYAMA)』
 無人島探しをするうち見つけたのが、このサイトの「ブルーラグーン探検隊 無人島探検記」のコーナー。ここによれば、無人島探しは次の3つの手順でしているとのこと。ふむふむ。

・まずは大きさ。面積が3キロ平方メートル程度の島ならば、まず人間が入居していることはない。
・次にその島の拡大地図を買い、島の高さと等高線から、テントを張って生活できるかどうか予想。
・最後にその島に渡す地元の渡船業(大抵は釣り客相手の渡船)の人に、目的に合致するか確認する。

 ところで、『海上保安庁水路部』「海の基礎知識/日本の島の数」によれば、日本の島は全部で6,852島とのこと。そのうち、人が住んでいる島の数は 425島だというから、約6,400島は無人島なのだ。本気で探せば、自分向きの無人島を探すのはそう難しくないのかも!?

『Web版狐日和』
 「島旅メーリングリスト」を主宰している島旅フリーク・きつねさんのサイト。
 島旅・・・なんか素敵な響きのコトバ。日本の離島への旅情報がぎっしり。きつねさんオススメの島の条件は、

・人口が概ね300人程度以下。
・自転車や徒歩で楽に見て回れるぐらいの大きさの島(周囲20キロ程度以下がいい)。
・定期航路と宿があるところ。

の3つ。無人島の旅とちょっと主旨が違っちゃうけど、まずは島旅から初めてみるのもいいかも。それに、こういう島の周辺に手頃な無人島がありそう。

『しましまネット』
 (財)日本離島センターのページ。「島ナビ」のページでは、名前のほか、ハイキング、温泉、天然記念物など、目的別に島探しができる。現在住民のいない無人島でも一定条件にあてはまれば情報が登録されているが、残念ながら目的の項目に「無人島に行きたい」というジャンルはナシ。入れてほしい〜。


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