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[写真] 松並るみ
 締め切り10日前に無事、確定申告を完了〜。そして来年からは青色申告に切り替えることに。だってどこがどう違うのかよくわからない。ならばまずは体験してみなくちゃ!というわけで結局なんの考えもなしに切り替えました。


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今月の気になるアノコト【ヂ】ぢーっと我慢よ。開けちゃだめだめタイムカプセル

 て今月のテーマはタイムカプセル。小学校の卒業式で校庭に埋めた経験のある人って一体どれくらいいるんだろう?私自身はこれまで一度もタイムカプセルなイベントに参加したことがない。そもそも自分たちで埋めたものを10年後、50年後に掘り返してちょっとセンチな気分に浸るなんて、そんな行事には根っから興味がないのだ。
ところが、だ。あれは昨年12月のこと。アメリカ自然史博物館がミレニアムを記念して1000年後に開けるタイムカプセルを企画しているというニュースを朝日新聞で発見。せ、せ、せ千年〜?一体誰が開けるかなんて全く予想がつかないスケールの大きさ。「万一人類が死滅すれば開封されないまま終わるでしょう」という主旨の主催者の冷静なコメントもイケている。それに世界的なコンペで決めたというデザインはとても素敵なフォルム。
中身はというと、記事によれば世界19カ国の人の髪の毛(つまりDNA鑑定用)、パンダやサイやクローン羊などの体毛、レトルト食品、携帯電話、料理本のほか、面白いトコではフランスの駐車違反切符やジンバブエの避妊具なんてのが決まっているらしい。いろいろある中でナルホド!と思ったのは1999年9月9日にいろんな場所で一斉に録音した街の音。 記事によれば、これら入れることが決まっているものは今年3月まで博物館内で展示されていたそうだ(「東京新聞 / 世界の街から[ニューヨーク] 現代ノアの箱船」に展示を観た人の感想がちょこっとあり)。そしてこの企画を博物館とともに立ち上げたニューヨークタイムズ紙のホームページでは、追加して入れたいモノのアイデアを同じく3月まで募集していたとのこと。

 分で見るためじゃなくて、人に見せるためのタイムカプセル。これなら私も興味津々!1000年後の人類に見せたいモノは何か?自分なりに考えてみるだけでも面白い。例えば音があるなら、香りなんてのもどう?1000年もの間きちんと香りを保管するのはもの凄く難しそうだけれど、くつろぐ香り、さわやかな香り、ロマンチックな香りなどなど、「どんな気持ちがする香りか」を一緒にメモして未来に送ってみたい。脊椎動物のなかでも人間の嗅覚は既にかなり衰えてるらしいから、1000年後のヒトにとっては「香りってナニ?」なんてことになってたりして。

 いうわけで長きにわたり埋めとく予定の「タイムカプセル」ってほかにないものか、インターネットで探してみてびっくり!見つけたのは1970年の日本万国博覧会で松下電器産業と毎日新聞社が企画した「TimeCapsule」。このカプセル、なんと5000年後に開封しようというものなのだ。満期日は西暦6970年。恐ろしく壮大な計画を打ち立ててしまったのね。きっと開封の日までに一度や二度は人類が滅びそうになって、滅亡直前のその時には満期をまたずに誰かが開けちゃうに違いない。
「何か人類を救うのに役立つモノはないかなー?」なんて必死に中身を探ることになるかも。ちなみに、なぜ5000年後なのかは、こちらで。

 、気になる中身はというと、物品と記録が合わせて2,098点(中身の詳細はこちら)。ぱっと目につくとこでは安全かみそりやエベレスト山頂の石、美術織物、胃カメラ、宇宙食、総入れ歯などなど。なかには結納用品一式など、現時点ですでになくなりつつある伝統の品々も。次に計画の概要を読んでみたら、このタイムカプセルがかなり真面目にプランされたものだということがわかった。大阪城公園天守閣前の広場に埋められているのだが、実は同じカプセルが2つ上下に並べて埋めてある。下のカプセルは6970年まで一度も開封しないが、上に埋まってるのは点検用。このカプセルは1970年以降、西暦2000年に初めて開封され、以後100年ごとに中身を点検する決まりになっているのだ。そう、初めての点検は今年。つい先日、3月15日に30年ぶりに封が開けられた。
点検の内容はといえば、収納物の劣化の有無を調べることが中心だそうだ。具体的には超小型テレビやテープレコーダーなどが作動するか、納豆菌などの微生物が生き続けているか、また樹木や野菜、穀類の発芽をさせる実験、合成繊維や金属、半導体などに変化がないか検査が行われるという。発掘や開封、再埋設の方法などは開封解説書に書かれ保存容器に入れて一緒に埋めてある。この解説書も100年ごとの開封でその時々の言葉に変換されていくと思うと、なんだか不思議な気持ちだ。

 くところによれば、1999年の大晦日から今年の元旦にかけてテレビ朝日でやっていた番組では、100年後に開ける予定でドラえもんの形をした全長2m20cm、主さ660kgのタイムカプセルを埋めたとか(「カウントダウン2000 / タイムカプセル特集」)。カプセルを埋めるのが2000年の記念イベントなら、それは同時に未来の人たちにタイムカプセルを開けるというイベントを提供してることでもあるわけだ。
今、タイムカプセルを埋めるブームをつくっておけば、およそ100年後以降には、毎年どこかで何かのタイムカプセルを開封するイベントが開催されるようになってたりするかも。いいなぁ。どっちかっていうと私は開ける側にまわって楽しみたい!

 は最後に個人でも購入できるタイムカプセルを集めてみたので、ご紹介。自分で開けるのではなく、プレゼント感覚つまり人に開けさせるという発想だといろいろ楽しめそう。でもこれ、自宅にお庭のある人はいいけど、ない人は一体どこに埋めたらいいの?いざ埋める段階で場所探しに悩むのもまた楽しい!?

小さなタイムカプセルの製作・販売のご案内
アルミニウム製で450mm×200mm程度の楕円球型。17,000円(送料・税別)はお手頃?

埋蔵用タイムカプセル
ニューセラミック製。中位の大きさのもの(350mm×150mm)で27,000円。
個別にパッケージをしてからカプセルにいれるためのシークレットケースやビニール手袋、接着剤、乾燥剤なども付いてる。

タイムカプセル ZIZI
ABS樹脂使用。縦220mm、最大幅175mmで選べる3色、6,800円(送料・税別)。
埋めるというより、しまうためのカプセル。一度ロックしたら壊さない限り開けられないようになっている。

タイムカプセル Tinkomi
こちらも埋めないタイプ。横約170mm×最大部直径約750mmで6,800円(送料・税別)。
設定した日付や時間にカプセルが開けられるスグレモノで、普段も開けたあとにも時計としての使える。プレゼントとしてアイデア次第で面白い演出ができちゃいそう。

タイムカプセル−UFO
1970年の発売以来、官公庁や学校、個人の記念事業にと幅広く使われてる本格派とのこと。
ステンレス加工30年の経験と最新技術が集結した信頼の一品。今回紹介したなかでは一番安心して長期保存ができそう。



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