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[写真] 田中一徳
 狭い玄関先でハーブを育てている。バジル、ミントにまじり山芋やサツマイモもある。鉢植えながらも案外楽しいもの。夜、水をあげると朝伸びていく。これが最近の日課となっている。キャンプシーズンを迎え、家を空ける事が多いため今後の成長が心配である。


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夏山の登山情報

ぜか今、登山ブームである。特に中高年の方の参加がとても多い。健康志向、時間的、経済的ゆとり、旅仲間、自然回帰、温泉とさまざまな理由でブームを支えている。自分の力で目的の山を登頂し、その後は麓の温泉につかり、蕎麦を食べたりする。山はなんともいえない心地よさを登山者に提供してくれる。「登山は疲れるから嫌だ!」と思っている方には、自然の中でお散歩するのもよし。ここで大切なことは、頑張った自分に対してご褒美をあげること。身体を癒したり、鋭気を養ったりすると、また行って確かめたくなるものです。グルメ志向の人は、登る前から下山後のオプションが気になってしまう人も多いはず。

回は、「夏山」をテーマに取り上げた。夏山っていうと山上の湿原散策や、縦走、雪渓、沢登、海外トレッキングとメニューは盛り沢山。登山実施までには多くの選択肢の中から行先を決めて、自分の体力や技術、日程、メンバー、装備などを考慮して登山計画を立てる。百名山など有名な山は、登山地図はもちろん本も多く出回っている。ガイドブックの内容も周辺エリアの寄り道案内が書いてあったりするので、お土産購入にも事欠かない。市販のガイドブックの精度はかなり高いが、もっと詳しい情報が知りたい場合は地元の山岳会に問い合わせてみては…。日本山岳会は、会報や遠征記録、リンクも充実しているので、目的の山があったら確認すると便利。長野県山岳協会は、山の写真が充実。また山頂ライブカメラがあり、山の生映像が見られる(ちなみに99年夏バージョンは槍ヶ岳山頂)。バーチャル登山記帳のコーナーもある。「海外トレッキング」をやってみたいと考えている方は、アメリカ山岳会を一度チェックしてみては…。
 公園のトレッキング情報から世界の遠征情報が盛り込まれている。もちろん、各国の山岳会にリンクしている。

はこの登山ブームに比例するように、登山中の事故も多く発生している。新聞には、熊やスズメ蜂に襲われたなんて記事もあるけど、事故の多くは準備不足や知識不足、体力不足の原因が多い。「尾瀬は山です」というコピーが出ているくらい、山を甘く見てしまう人もいるのです。実際に、ゴンドラやロープウエイに乗ったら軽装でも2000〜3000M級の山を体感できる。でもこれが大きな問題だと思うのです。以前の感覚なら2000〜3000M級といえば、登山の健脚コースまたは、山岳部のトレーニングの場になったりするところ。歩いていかなければ行けない限られた人々の世界だったのです。それが、バスから降りてすぐにロープウェイで3000Mまでいったら、下界の景色とは別世界。これいい事にと、野草を追い求めて軽装で山の懐に入っていく。気象の変化をわすれ、花の誘惑に身を任せたところ、冷たい雨が降り、周りは濃霧で現在地が判らなくなり、半分遭難しかけてしまうケースもある。また、登山道を外れてしまい、下山したい一身で沢に下りてきてしまい、崖崩れにあうケースもある。気軽に行けるようになった分だけ、忘れがちな情報は確認しておく必要がある。この夏、日本アルプスを目指す方は長野県警察山岳情報岐阜県警察北アルプス登山情報を要チェック。

しい夏山を体験するには、ぜひとも持参して頂きたいモノがある。1つ目は地図である。一般的に登山で使用する地図は、国土地理院発行の縮尺1/25,000や1/50,000の地形図である。1/25,000の地形図は地図上4cmで、実測1kmになる。この地形図がとても面白い。地図の中には、温泉マークや廃坑の跡、忘れられた神社など沢山ある。場合によっては、地図の中にしか存在しない道があったりする。忘れられた日本を再発見できたりする。
 2つ目のアイテムは、通信機器である。携帯電話やPHSなど山岳で使えるエリアはここ数年で拡大している。しかし、まだカバーしていない山や、団体で行った時などのリーダーとサブとの連絡などは、アマチュア無線等を使う事も多い。山岳での移動運用のノウハウや、アンテナ設営を事細かに解説しているJR1NNLは、「県別山名別山行記録」などあり本格的な山と無線のサイト。実際に当方も、山に入る時に愛機のハンディをもっていく。アマチュア無線は、免許が必要ですがメリットも十分あります。是非トライしてみてください。
 3つ目は、お天気情報です。山に入ってからの観天望気はもちろんですが、入山前の準備が事故防止や楽しい山旅をするには大切。今では色々とお天気サイトが出ていますが、防災気象情報サービス気象予報士山をゆく「山のお天気」相談室を是非確認してみてはいかがでしょうか?天気図はもちろん、注意報警報、台風情報、山の天気の特徴などが紹介されている。夏の間キャンプ場にいると週間予報や雷なんかを1日に何回かチェックする。夏は暑いだけでなく、雨や雷も対策が必要。楽しい夏山登山をするには、やはり準備が大切なのである。


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