[Web Travelers]
[写真] 田中一徳
 ニューヨーク市内から車で3時間半離れたキャンプ場を視察してきました。ウエルネスというホリスティックな健康概念のもとに環境教育や冒険教育を提供しているキャンプ場です。豊かな自然環境の中でニューヨーク市内の小学生や高齢者、障害者・児がのびのびと生活していました。なかには日本人の子供も・・・。5年後、10年後の日本のキャンプ場を考える貴重な経験でした。


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時間という意味−標準時間から自分史まで−

 よいよ年末が近づいてきた、といっても今年の年末はチョト違う。何といっても2000年を目前とした年越しである。世界中でミレニアムイベントが開催される。またY2K問題も真っ盛り。一方では、踊り踊るサンバ状態のパレードが熱い夜を駆け巡り、また一方では「年越しは会社で…」とお嘆きの方々も多いハズ。なんとも運命かそれとも世紀末がもたらす試練か…。シャンパングラスで乾杯か?それとも給湯機のお湯でカップ麺か…。そうそう2000年とかミレニアムなんていうと、何となくインターナショナルな感じがしてしまう。「今年の年越しそばは、売れるのだろうか?」なんて心配しているのは私だけでしょうか?
さて、Y2K問題も世紀末も「時間」という基準があってはじめて問題になること。そもそも時間ってなんだろうって疑問から今回のテーマを考えてみた。

 常誰もが使っている時計。正確に合わせている人もいれば、私のように5分進めている人もいる。それでは、何を基準にしているのだろう?世界標準時は、社会や理科で習ったように1675年ロンドンに設立されたイギリス王立のグリニッジ天文台が基準となっている。当時のグリニッジ天文台の場所に南北に通る経線を本初子午線と呼び、経度の標準および世界時の基準としている。日本では、1886年7月、「本初子午線経度計算方及標準時の件」が公布され、1989年1月1日から、兵庫県明石市を通過する東経135度の子午線上での時を日本の標準時とすることになった。では、明石市に基準を知らせる時計があるのかというとこれまたチョト違う。実は東京都小金井市にある《郵政省通信総合研究所》が発信しているのである。1896年に開始された電波研究にそのルーツを持ち、情報通信分野における唯一の国立研究機関として、情報・通信・電波・光等の各分野にわたって研究を行っているところ。このサイトでは、日本の標準時間が確認できる。しかし「このページの表示時刻は、日本標準時原器と完全一致する精度を保証するものではありません」と謙虚な姿勢というより、さすが研究者集団のコメント。「より正確な時刻情報が必要な方は周波数標準課へ」とのこと。そこで、《郵政省通信総合研究所周波数標準課》>のサイトへ。こちらは、周波数標準課という部署名以上に詳しく時間のアレコレが報告されている。例えば時間の基準の歴史の話し。時間は地球、太陽、月などの天体の運行の観察から、望遠鏡の発明された16世紀以来、天文学とともに精度が高まってきたとのこと。また、1950年代初め原子時計が発明され、1年に1/1000000秒ほども狂わないという高精度なものになったことなど興味深い内容。そんなことから、「1958年1月1日を起点として国際原子時が開始、1967年国際度量衡総会において秒の定義は天文時から原子時へ変更され、1972年より、国際原子時をもとに地球自転の変化分をうるう秒挿入によって補正する新たな協定世界時が定められた」とのこと。なんとここの課に、磁気シールドで温湿度管理された時刻標準原器が10台ある。アクシデントに備えた専用バッテリーで守られているので安心。ホームページ上では標準時間が確かめられる。

 2000年もさる事ながら平成という元号も12年を迎えることになる。時間の歴史ともいうべき《紀年法について考えるページ》がある。起年法というと、平成という元号や西暦2000年という日本で一般的に使われるものから、イスラムのヒジュラ紀元、インドのサカ紀元、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の主体(チュチェ)紀元など聞きなれないものまである。このサイトでは10種類の起年法について詳しく解説してある。
また、年代を計算するのが非常に不便という最大の理由から、元号より西暦を日本でも採用しては…との提案もあり興味深い。確かに平成生まれの子ども達は良いですが、明治生まれのおばあちゃんの年の計算はややこしいですからね。《suchowan's Home Page》は、暦をWeb上で相互変換できるサイト。これを使えば明治生まれのおばあちゃんもOK。歴史年表作るのにも便利ですね。

 間の経過を調べるには、時計やカレンダーを使いますが年中行事などによっても時間の経過を知ることができたりします。例えばクリスマスやお正月の元旦。カレンダーを見なくても街中にでればわかってしまいます。そんな年中行事や暦について紹介している《おこよみ焼き》があります。「今日はどこでなにやっているかな?」と検索。回答は、「○○祭り△△市」とすぐにわかります。チョット旅行になんて時にも活用できます。365日カレンダーで毎日の花言葉を調べたい方は、《my hobby's page by akko》のFlowerCalendarをチェック。止めども無く流れ続ける時間と活きてる花のバランスが愉しい。ちなみに12月31日の花は南天で、花言葉は「愛は増すばかり…」。

 間というと前述したように、天体の運行の観察から近代化が進み精度が高まってきたもの。ところが、近代化が進んだために時間を考えることも必要となった。例えば通勤時間や勤務時間、睡眠時間など…。《地球環境と夏時間を考える国民会議》のサイトは、「地球温暖化をはじめとする地球環境問題の抜本的な解決のためには、ライフスタイルを環境にやさしいものへと変えていく事が不可欠」として、国民一人ひとりのライフスタイルを見直すきっかけとして、サマータイムの導入を訴えているところ。実際にサマータイム制度は、4月〜10月に時計の針を1時間進め、夕方の明るい時間を増やし、日の出から1日の活動開始までの太陽光を有効活用できない時間を減らすこと。「世界の70カ国以上で実施されています。OECD加盟国の中では、日本、韓国、アイスランド以外の全ての国で導入されている」。サマータイム制度の導入による健康への悪影響はないようです。実現するのでしょうか?

 間の経過を書き留めて歴史としたい方は、《自分史クラブ》を覗いてみては?インターネット上で、歴史的な出来事とともに自分史を簡単に作成できる。IDとパスワードで更新も可能。幼少の頃の流行曲や思い出の映画などと照し合わせて時間を考えてみてもよいのでは…。

 こで、論語をひとつ
「子、川の上に在りて曰わく、逝く者は斯くの如きか。昼夜を舎めず」


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